歴史が証明している注文住宅の移り変わり「人・物・金」

「人・物・金」の3つは、大切な経営資源であり、事業の要素とも呼ばれます。事業を成功に導くためには、これらの要素が欠けてはならないと言われています。

これに関連してか、近代の家づくりにおいても、「人・物・金」がキーになっているのです。

目次

注文住宅の移り変わり「人・物・金」

戦前の家づくりは、紹介や人づてによる地域の職人さんによって建てられています。

つまりは「人」です。

その後、戦後の住宅不足で、一定の品質を持った供給力が求められ、ハウスメーカーが頭角をあらわしてきます。

つまりは、「物」にシフトしていくのです。

機能や性能を求めているため、多少、営業マンがゴリ押ししても売れる時代が続くのです。

そして、どこで建ててもある一定の品質が担保されるようになると、次は、価格に注目が浴びてくるのです。

ローコスト住宅、つまりは、「金」にシフトしていきます。坪○○万円や1000万円台、1000万円をきる住宅も出てきました。

ここまでを振り返るとわかりやすいのですが、

人 ⇒ 物 ⇒ 金

という流れできています。

ただ、昔は勢いのあったローコスト住宅も、今は落ち着いています。これは「金」から、次へと移ってきているのです。次は「○○」は何だと思いますか?

信頼=何を建てるのかではなく、誰に建ててほしいのか

今、家づくりを考えている、30歳前後、30代の世代は、説得されるより、納得して建てたい世代でもあります。こだわりが強い方は、なおのこと「納得したい」ですよね。

納得する上で重要になってくるのが、「信頼」です。

今や情報過多の時代であり、受け手側も、どこからの情報をどう処理していいかが、わかりにくくなっています。そんな時代だからこそ、”何を言うかではなく、誰が言うか。”これが大事になります。つまり、いかに信頼を獲得するかが大事になります。

同じように、建売・マンション・工務店、ハウスメーカー・設計事務所など、住まいひとつとっても、切り口がたくさんあります。そして、住まいの情報も、今や山ほど公開されています。

だからこそ、

”何を建てるのかではなく、誰に建ててほしいのか”

であり、「人」や「考え方」に共感し、信頼し、そして、依頼していきます。

時代はまわると言われますが、「金」⇒「人」へ循環しているのですね。

工務店が信頼を獲得するためにすべきこととは?

工務店が信頼を獲得するためには、まずはお客様のニーズを深く理解し、それに対応するための具体的な行動をとることが重要です。それは、高品質な住宅を提供するだけでなく、お客様とのコミュニケーションを大切にし、その期待を超えるサービスを提供することを意味します。

また、信頼を獲得するためには、透明性と誠実さが不可欠です。工務店としてのビジョンや価値観を明確に伝え、その言葉通りの行動をとることで、お客様からの信頼を勝ち取ることができます。

さらに、信頼を獲得するためには、持続可能な関係を築くことも大切です。それは、一度の取引で終わらせるのではなく、長期的な視点でお客様との関係を築くことを意味します。これにより、お客様からのリピートや口コミによる新規顧客の獲得につながります。

最後に、信頼を獲得するためには、自社の強みや特性を明確に理解し、それを最大限に活用することが重要です。自社が提供できる価値を明確に伝え、それを実現することで、お客様からの信頼を得ることができます。

以上のことを心がけることで、工務店はお客様からの信頼を獲得し、持続的な成功を達成することができるでしょう。

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