小さな工務店でもできる「暮らしに特化した◯◯」戦略

最近、ブックカフェをよく見かけたりします。先日は、スタバとTSUTAYAの組み合わさった「代官山T-SITE」に行ってきました。代官山T-SITEは大きいですが、隠れ家的なブックカフェも、都内ではどんどん増えてます。さらには、「暮らし」に特化したブックカフェも出てきてますね。

 「カフェ」と「暮らし」って、結構関連付けることができて、「カフェっぽい暮らし」、「カフェっぽいキッチン」など、
暮らしの中に、カフェの雰囲気を取り入れたい方も増えています。この「カフェっぽさ」が、求められているのは、コミュニケーションのとれる場所を求めていることだと同じだと感じています。

目次

暮らしをテーマにしたブックカフェ

大分県で9月1日から、暮らしをテーマにしたブックカフェ「暮.Labo(くらぼ)」が営業を開始するようです。正確には、ハウスメーカー「日本ハウジング」による運営。

本日よりBook Cafe 暮.Laboのブログを下記URLに変わりました。
http://www.nihonhousing.co.jp/blog
これからは「LIFE STYLE shop 暮.Labo」のブログに投稿していきます。
Book Cafe 暮.Laboのみでなく他のジャンルのブログも投稿されますので、今よりバージョンアップします!
今後もLIFE STYLE shop 暮.Laboとしてよろしくお願いします!!

暮らしをテーマにしたブックカフェ「暮.Labo(くらぼ)」
小さな工務店でもできる「暮らしに特化した◯◯」戦略
暮らしをテーマにしたブックカフェ「暮.Labo(くらぼ)」

建築雑誌から、旅行や料理、暮らしに関する書籍や雑誌など800冊ほど取りそろえ、会員として登録すると貸出サービスが利用できるようです。また、通常のカフェとしての利用も可能で、ドーナツなどの軽食も。さらには10月に、カフェ隣のスペースに、家具やインテリアを扱うショップもオープン予定とのこと。

求められている「コミュニケーションのとれる場所」

単に情報だけなら、雑誌やネットで調べることができるけど、暮らしの価値観を共有できるコミュニティはなかなかない・・・

もし、初めて会った人や世代の違う人でも、その場所を通して、お互いの暮らしの価値観をお話できるような場所があったなら・・・例えば・・・

小さな工務店でもできる「暮らしに特化した◯◯」戦略
東京おもちゃ美術館

東京おもちゃ美術館は、おもちゃを通じて、コミュニケーションのとれる場所ですが、ここまで大きくなくても、
共通した暮らしの価値観を提供できるスペースは、全国各地にほしいですよね。

ワークショップやイベントなども行う、暮らしをテーマにしたブックカフェは全国に少しづつ増えていってます。

例えば、島根県にあるartos Book Storeや、

小さな工務店でもできる「暮らしに特化した◯◯」戦略
artos Book Store

岡山県にある451ブックスなどがあります。

小さな工務店でもできる「暮らしに特化した◯◯」戦略
451ブックス

ブックカフェという切り口でなくとも、こういった地域の暮らしに関する情報発信拠点が増えてくると、建築家やコーディネーターなどもまた違った働き方ができてきますし、暮らし方に問題や悩みを抱えている方々とも、接点を持つことができ、イベントやワークショップを開けば、より信頼関係を築くことができます。

「暮らしに特化した◯◯」という形は、新しい集客方法・モデルハウスの新しい使い方としても成り立ちますよね。

「暮らしに特化した◯◯」という工務店戦略

近年、暮らしに特化したブックカフェやライフスタイルショップなどが増えてきています。これらの施設は、単に商品を提供するだけでなく、暮らしの価値観を共有するコミュニティの場としての役割も果たしています。そして、このトレンドは工務店経営にも影響を与えています。

1. コミュニティの形成

工務店が提供する家は、単に建物そのものだけでなく、そこでの暮らしを形成する要素も含まれています。そのため、工務店が暮らしに特化したコミュニティを形成することで、顧客との信頼関係を深めることができます。例えば、ブックカフェやライフスタイルショップを併設することで、顧客とのコミュニケーションの場を提供し、共有の価値観を築くことができます。

2. 情報発信の場

工務店が暮らしに特化した施設を運営することで、新たな情報発信の場を持つことができます。例えば、ブックカフェでは、建築やインテリア、ライフスタイルに関する書籍を提供することで、顧客に有益な情報を提供することができます。また、ワークショップやイベントを開催することで、顧客と直接対話する機会を持つことができます。

3. 新たなビジネスモデル

暮らしに特化した施設を運営することは、新たなビジネスモデルとしても機能します。例えば、モデルハウスをブックカフェやライフスタイルショップとして運営することで、通常のモデルハウス以上の集客効果を期待することができます。また、これらの施設から得られる収益は、工務店の収益源としても機能します。

これらの戦略を活用することで、工務店は顧客との信頼関係を深め、新たなビジネスチャンスを掴むことができます。そして、それは「カフェっぽさ」を求める現代の消費者のニーズに応える形となります。

小さな工務店でもできること

大規模なブックカフェやライフスタイルショップを運営するのは難しいかもしれませんが、小さな工務店でもできることはたくさんあります。

1. ワークショップの開催

小規模ながらも、自社のショールームやモデルハウスでワークショップを開催することは可能です。インテリアのアイデアを共有したり、DIYの技術を教えたりすることで、顧客とのコミュニケーションを深めることができます。

2. オンラインコミュニティの形成

物理的なスペースが限られている場合でも、オンライン上でコミュニティを形成することは可能です。SNSやブログを活用して情報発信を行い、顧客との交流を深めることができます。

3. パートナーシップの活用

地元のカフェや書店とパートナーシップを結ぶことで、共同でイベントを開催したり、情報発信を行ったりすることができます。これにより、より広範な顧客層にアプローチすることが可能となります。

これらの取り組みを通じて、小さな工務店でも「暮らしに特化した◯◯」という戦略を実現することが可能です。そして、それは顧客との信頼関係を深め、新たなビジネスチャンスを掴むための一歩となります。

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