工務店は家選びの2つのカテゴリを組み合わせて差別化していく

リクルート住まいカンパニーが運営する『スーモカウンター注文住宅』で、「注文住宅建築検討中のスーモカウンター利用者の動向」に関して、調査レポートをまとめてくれています。

スーモカウンター利用者調査・注文住宅編(全国・関西・関東)2013年度秋版~建築会社選びの重視条件~『価格提案』に対する重視傾向が高まる

工務店は家選びの2つのカテゴリを組み合わせて差別化していく

建築会社選びで「価格提案」を挙げる人が60.2%と最も多く、2番目以降は「設計対応」(50.1%)、「商品内容」(42.2%)、「保証・アフター」(42.2%)となっています。

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家選びは3つのカテゴリに分けられる理由

家づくりは、大きく分けて下記の3つのカテゴリに分けられると考えています。

  • コスト重視
  • 性能重視
  • ライフスタイル重視

コスト重視は、ローコスト住宅に。
性能重視は、耐震性、省エネ、長期優良住宅など。
ライフスタイル重視は、デザイン住宅や自然素材など。

これらのカテゴリは、お客様が家を選ぶ際の重要な判断基準となります。

まず、「コスト重視」のカテゴリです。ここでは、お客様は予算を最優先に考え、ローコスト住宅を選ぶ傾向があります。工務店としては、コストを抑えつつも品質を確保することが求められます。

次に、「性能重視」のカテゴリです。このカテゴリのお客様は、耐震性や省エネ、長期優良住宅などの性能を重視します。工務店としては、最新の建築技術や素材を用いて、高性能な家を提供することが重要となります。

最後に、「ライフスタイル重視」のカテゴリです。ここでは、デザイン住宅や自然素材を用いた家など、ライフスタイルに合わせた家を求めるお客様がいます。工務店としては、お客様のライフスタイルを理解し、それに合った提案をすることが求められます。

これらのカテゴリを理解し、それぞれのお客様に合った提案をすることで、工務店としての信頼性と満足度を高めることができます。これが、家選びが3つのカテゴリに分けられる理由です。

2つのカテゴリを組み合わせるのがオススメ

3つのカテゴリを全てを満たした提案をするのは、かなり難しく、だからといって、1つだけだとよほどレベルが高くないと、突き抜けるのはむずかしいですよね。同じカテゴリを複数満たすのもありですが、もし客層を広げようとするなら、2つのカテゴリを組み合わせるのがいいですね。

例えば、ライフスタイルとコスト組み合わせた、「2000万円台からつくる建築士との家づくり」などだと、予算を重視しつつも自分たちのライフスタイルに合った家を求めるお客様に対する魅力的な提案となります。

このように、2つのカテゴリーを組み合わせることで、より広範で深いニーズに対応し、客層を広げつつ、濃い発信できるため、競合他社との差別化を図ることができます。


 

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