工務店の感覚が施主の感覚とズレる理由とは?

百獣の王・武井壮さんが、先日の笑っていいともで、スポーツが上手になるコツを話していたのですが、これが説得力ありすぎと、ちょっと話題になっています。

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武井壮が語るスポーツが上手になるコツ

簡単にまとめると、

  • スポーツがうまくなるためには一番重要なのが「思ったとおりに身体を動かせること」
  • 頭で思っている動作と、実際にやっている動作がずれていると、うまくいかない。

ということを言っています。

スポーツの本質は、思った通りに身体を動かせること。

つまり、その本質のズレ具合を、いかに感じることができているか、どうか。そして、ズレないように調整したり、ズレたら修正したりしていきます。

これって、他のことでも一緒だと感じています。

料理が上手い人は、美味しい味を知っています。樹木の良し悪しが判断できる人は、その本質である土の良し悪しを知っています。

住宅の場合は、施主と向き合うこと

住宅の場合、その本質は、施主と向き合うことだと感じています。営業マンの声でもないですし、設計士の声でもない、現場の声でもありません。技術力でも、設計力でもありません。それらは二の次です。

やっぱり、施主の声だと感じています。施主との感覚がズレはじめたら、まずいですよ・・・

例えば、新しい商品企画とか打ち出して、ドンと広告費使ったりすれば、売れるかもしれませんが、施主との感覚がズレてなければ、もっと売れます。

特に、すでに住まわれている施主と、ちゃんとコミュニケーションを取っていると、気に入ってくれているところ。
この辺りが良くなるともっといい。など、大事な部分を気付かせてくれます。

施主との感覚がズレないように、施主にもっと耳を傾けてみてください。

工務店の感覚が施主の感覚とズレる理由とは?

1. コミュニケーションの不足

最も一般的な理由は、施主とのコミュニケーションの不足です。施主のニーズや要望を十分に理解しないままにプロジェクトを進めてしまうと、その感覚がズレてしまう可能性があります。これは、施主の声をしっかりと聞き、理解することで防ぐことができます。

2. 技術的な視点の過重

工務店としては、技術的な視点から最良の解決策を提供したいという気持ちが強いかもしれません。しかし、施主は必ずしも技術的な視点を重視しているわけではありません。施主の視点と工務店の視点がズレてしまうと、感覚のズレが生じます。

3. 市場の変化への対応遅れ

市場のニーズは常に変化しています。新しい建築技術やデザインのトレンド、エコロジーへの意識の高まりなど、施主の要望も変わります。これらの変化に対応するのが遅れてしまうと、施主との感覚がズレてしまうことがあります。

4. 自己中心的な経営方針

自社の利益を最優先に考え、施主の要望を二の次にしてしまうと、施主との感覚がズレてしまいます。施主の満足度を最優先に考えることが、長期的な成功につながります。

これらの理由を理解し、対策を講じることで、施主との感覚のズレを防ぐことができます。施主の声をしっかりと聞き、それに対応することが、工務店経営の成功につながります。

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