注文住宅の集客には写真と解説の豊富さが必要な理由

工務店が自社や同業者の、チラシやホームページなど住宅広告を見る際、多くの人は、

  1. 商品仕様を見る。(性能や機能、品質やデザインなど)
  2. 価格を見る。
  3. そのバランスを考える。

の順番で注目していきます。

商品の性能・品質と価格で、反応があると考えているのです。

・・・これは大きな勘違いです。

目次

ほとんどの人は好き嫌いで判断

これから家を建てたい方の多くは、商品の性能や品質、価格で、広告を眺めていないのです。そういったものは2の次、3の次です。

まずは、好き嫌いで、判断しているのです。例えば、「新しい家で〇〇をしたいかどうか」など。

初見ほんの数秒に起きる好き嫌いの壁をパスしないと、たとえ、直接DMを送っても、ゴミ箱行きになるわけです。

もちろん、価格や性能が最優先の方は一定層います。

でも、そのお客さんがあなたの会社にとって、いいお客さんかどうかは別問題ですよ。

ヨーロッパの住宅広告に学んでみる!?

注文住宅の集客には写真と解説の豊富さが必要な理由

『スーパーマーケットマニア』シリーズの森井ユカが贈る、住宅広告の楽しみかた指南書。
2005年以降、集めに集めたヨーロッパの住宅広告を一挙大公開!

パリ、ヘルシンキ、ストックホルム、ユトレヒト、ベルリン、ロンドンの住宅広告を森井ユカ的視点からセレクト&解説した一冊。
2005年から集められた膨大な住宅広告の中から、とっておきの物々を大公開しています。
間取り図ナシが一般的、サウナは必須、地下倉庫アリが普通……
住宅広告を見れば、その国がわかる!?と思える内容です。
「オマケ」で掲載された台湾、香港、シンガポール、ワシントン、ドバイの住宅広告から漂ってくる、お国柄や国民性も必見!

目次

フランス・パリ Paris,France
フィンランド・ヘルシンキ Helsinki,Finland
スウェーデン・ストックホルム Stockholm,Sweden
オランダ・ユトレヒト Utrecht、Nederland
ドイツ・ベルリン Berlin,Germany
イギリス・ロンドン London,U.K

オマケ その他の国の住宅広告
台湾・台北 Taipei,Taiwan
中国・香港 Hongkong,China
シンガポール Singapore
アメリカ・ワシントンD.C Washington,D.C.,U.S.A
U.A.Eドバイ Dubai,U.A.E.

コラム
パリ郊外CRETEILで住宅散歩、70年代にタイムスリップ!
フィンランドのおしゃれサウナ雑貨
ホームセンター探訪inストックホルム
不法占拠するが勝ち? クラークパン
お宅拝見! ユトレヒト編 趣味の家
東ベルリンの置き土産、プレハブ建築「プラッテンバウ」
お宅拝見! ベルリン編 緑と共にある家
フラットメイト探しの「お見合いパーティ」、大盛況!

あとがき

著者紹介

森井ユカ(Yuka Morii)

立体造形家、雑貨コレクター。 小さいものを作ることと愛でることを仕事としている。 旅をするたびにモノが増えて行き、気がつくと雑貨コレクターに。 著書に『スーパーマーケットマニア』シリーズ(講談社)、『雑貨コレクターのうちの中』(ポプラ社)など。

関連サイト http://www.yuka-design.com

【編集者からのコメント】
雑貨コレクターとして有名な森井ユカさんは、実は住宅広告コレクターでもありました。
2005年から現在まで、ヨーロッパを中心に集めた膨大な量の広告を、一挙大公開!
トコロかわれば、住居に求めるものもかわる、ということがよくわかる一冊です。
各国それぞれの個性的な住宅広告を眺めては、愉快に繰り広げられる森井ユカ的妄想。
森井さんは言います。「想像するということは、それだけで価値があります」。
さあさあ一緒に、住宅広告を愛で楽しむ旅に出ましょう!

ヨーロッパの住宅広告
注文住宅の集客には写真と解説の豊富さが必要な理由
注文住宅の集客には写真と解説の豊富さが必要な理由
注文住宅の集客には写真と解説の豊富さが必要な理由
注文住宅の集客には写真と解説の豊富さが必要な理由

海外と日本では住宅文化は違いますが、どういう状況の中でどのような広告を使っているのかを読み取ると、本質を汲み取れると思います。

簡単に言ってしまうと、国ごとに特徴があるものの、写真と解説が豊富なようです。

2011/7/13 森井ユカ (著)
¥1,650 (2023/09/07 23:58時点 | Amazon調べ)

注文住宅の集客には写真と解説の豊富さが必要な理由

1. 感情的に動かされる

多くの人が最初に「好きか嫌いか」で判断するというのは、心理学的にも証明されています。この感情的なコネクションを作るためには、写真が非常に効果的です。例えば、キッチンの写真で家族が楽しそうに料理をしている場面を見せることで、「私たちの家庭でもこんな風に楽しめるのかも」と感じさせることができます。このような写真は、お客様が自分自身をその場に投影する助けとなります。

Instagramのストーリー機能やPinterestのボードを使って、感情的なストーリーテリングを行うとより効果的です。これらのプラットフォームは視覚的な要素が強く、感情を引き出す力があります。

2. 詳細な解説で信頼を築ける

写真だけでは、商品の全てを伝えきれません。解説文が必要です。この解説文で商品の性能や品質、特長をしっかりと伝えることで、信頼を築きます。また、専門的な用語を使いつつも、一般の人々にも理解しやすいように説明することが重要です。

例えば、Canvaなどの編集ツールを使って、写真とテキストを効果的に組み合わせたインフォグラフィックを作成すると、より効果的です。これにより、情報が一目でわかり、信頼性も高まります。

3. 視覚的な比較で選択が容易になる

お客様が複数のプランやデザインから選ぶ際、視覚的な比較ができると非常に選びやすくなります。例えば、同じ間取りでも異なる内装の写真を並べることで、お客様自身で比較しやすくなります。例えば、スライドやシュミレーションなど、プランを比較できるようにしましょう。これにより、お客様は自分のペースで選択肢を見ることができます。

4. バーチャル体験でイメージしやすくなる

現代のテクノロジーを活用して、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を使って、実際にその空間にいるかのような体験を提供することが可能です。これにより、お客様が物理的にその場にいなくても、空間の雰囲気や機能を感じることができます。例えば、バーチャルツアーを作成すれば、自宅からでもリアルな体験ができます。

5. ユーザー生成コンテンツで口コミ効果を得られる

既存のお客様が投稿した写真やコメントは、新規のお客様にもその魅力を伝える強力な手段です。これは、第三者からの評価が含まれるため、信頼性が非常に高いです。

UGC(ユーザー生成コンテンツ)を集めるためには、Instagramのハッシュタグ機能や、Googleビジネスプロフィールなどを活用しましょう。これにより、多角的に家づくりの魅力を伝えることができます。


以上のように、写真と解説の豊富さは、お客様が注文住宅を選ぶ際の重要なポイントです。最新の視覚的なツールを駆使して、より多くのお客様にその魅力を伝えましょう。これはただの営業戦略ではなく、お客様がより良い選択をするためのサポートでもあります。

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