今までのような家づくりが行き詰まる「選択肢増と低所得」

住宅に対するこの意識、昔に比べるとずいぶん変わってきましたね。

「新築でなければ」という方は相変わらず多いですが、新築でも中古でもこだわらないという方も半数近くいるんですね。

これって、つまりは、新築の注文住宅が欲しいのではなくて、自分たちの望んでいることや悩み・不安を解決するところであれば、新築でも中古もであまり関係がないという方が増えているということです。

「日本人の住宅意識」調査、新築にこだわらないが半数に

オウチーノ(東京都港区)は、オウチーノ総研として「日本人の住宅意識」に関するアンケート調査を20~69歳の男女563人を対象に実施した。半数が新築にこだわらないという結果になった。

「あなたが家を買うとしたら、『新築』または『中古』にこだわりますか?」という問いには、「新築(新築マンション・新築一戸建て)にこだわる」が26.3%、「新築(注文住宅)にこだわる」が23.3%と新築にこだわる人は49.6%だった。「中古にこだわる」が 4.2%、「こだわりはない」が46.2%であった。

「日本人の住宅意識」調査、新築にこだわらないが半数に|新建ハウジング

ただ、このアンケートって、対象者は買えることが前提です。ある程度の所得があり、選択ができる層ですね。

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でも世の中にはこんな層だっているわけです。

認定NPO法人「ビッグイシュー基金」が、若者の貧困の問題を「住まい」の視点から捉えようと、首都圏や関西圏の20歳から39歳で年収200万円未満の未婚者を対象に調査しています。

未婚で低い所得の40歳未満の若者を対象にした民間団体の調査で、4人に3人が親と同居し、7割以上が結婚に消極的か悲観的な見方をしていることが分かりました。
背景には経済的に親元を離れられない事情などがあるとみられ、専門家は「雇用に加えて、親から独立して生活の土台となる住まいを確保できる新たな住宅政策が必要だ」と指摘しています。

  • 4人に3人は親と同居
  • 結婚に消極的か悲観的7割超

ということです。

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神戸大学の平山洋介教授曰く、

戦後の日本社会の、結婚して安定雇用で所得を増やし持ち家を購入するというライフコースを若い世代が取れなくなったと指摘し、若い世代を支えて社会を持続させる新しいサイクルを作る必要があると強調しています。
少子化対策の意味も含めて安定した住まいの確保が重要だとし、「OECD加盟国で家賃補助制度がないのは日本と地中海の国しかなく、家賃補助制度や空き家の活用などを考えるべきだ」

また、路上生活者の支援などに取り組むNPO法人「もやい」理事の稲葉剛さん曰く、

「親との同居率の高さに驚いた。また、調査結果の中には親と別居している人たちの8人に1人が広い意味でのホームレス状態を体験したというデータもあり、ホームレス化のリスクで親から離れられない状況もあると考えられる。親の家の老朽化で修繕費が賄えるかなど将来のリスクもあり、対応が必要だと思う」

住まいの選択肢が増え、所得が低い。

・・・今までのような家づくりが行き詰まるのも無理ないですね。

 

若者の住宅問題

若者の住宅問題

『若者の住宅問題』 ―住宅政策提案書 調査編―

 

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