小さな家の可能性。暮らしや家に対する小さな感覚とは?

小さな家系の話といえば、以前、下記のような記事で取り上げていましたが、

小さな家そのものを取り上げていませんでしたので、 まとめてみます。

 

小さな家に暮らしたい?小さな家、人気急上昇?

小さな家に暮らしたいという方は、年々増えてきているような気がします。一番の理由はコスト面でしょうか。建築家により、外観や間取りのバリエーションも出てきていますしね。

個人的にも、大きな家よりも小さな家の方が好きですし、住みたいとも感じているので、どんどん増えていってほしいですね。

 

「小さな家」を住宅の人気キーワードと比べたら?

「小さな家」を人気キーワードの「注文住宅」に比べると、雲泥の差がありますが、増えてもなく減ってもないところをみると、求めている方は一定層はいそうですね。「小さい家」という使い方も少しづつですが増えてきていますね。

 

「小さな家」を検索している地域はどこが多い?

1位の北海道の原因は、だぶんこれです。検索1位で出てくるので…
北海道 十勝 鹿追町『大草原の小さな家』 レストラン&コテージ

それ以外ですと地域差あまり関係なく、検索されているようですね。大きく増えているということではないですが、どの地域でもそれなりにニーズがありそうですね。

 

小さな家の定義とは

「小さな家」って、言葉の定義があいまいですよね。公的に誰かが決めているわけではないので、非常に難しいのですが、延床面積30坪以下だとちょっと大きい気もします。

個人的には延床面積25坪以下ぐらいが妥当な気がします。

 

狭小住宅との違いは?

Wikipediaには、

狭小住宅とは、狭小な土地に建てられた狭小な住宅である。明確な定義はないが、一般に約15坪以下の土地に建てられる住宅が狭小住宅と呼ばれる。

と書かれていますが、個人的には、土地形状によりその小さいサイズしか建てられない住宅を、狭小住宅と呼んでますね。

個人的に「小さな家」は、土地の広さもあり、それなりの広さの住宅を建てられるのに、わざわざ小さいサイズで建てている住宅ことを呼んでいます。

 

小さな家のメリットとは?

  1. 土地の選択肢が増える。
  2. 敷地を活用できる。
  3. 建築コストが抑えられる。
  4. 光熱費が抑えられる。
  5. 浮いたお金で家の質を上げる。または趣味に使える。
  6. 掃除が楽。

家が小さいわけですから、土地の形状もそこまで影響を受けにくくなります。また、そこそこ広い敷地ですと、庭としての活用もあれこれできますよね。

家が小さい=床面積が小さい。わけですから、当然、住宅の価格(建築費用)も抑えられます。また、面積が小さいわけですから、日常に掛かる光熱費だって抑えられます。そうやって浮いたお金で、住宅の性能や質を上げることも出来ますし、インテリアや趣味に使うことだってできるわけです。

小さな家で上手く暮らすには、間仕切り壁を極力減らすことです。大きな家のように各部屋を仕切ってしまうとただの狭い小さな家になってしまいます。小さな家で大きく暮らせるよう、仕切り方は設計の腕の見せ所ですね。また、小さな家で間仕切りが少ないと、掃除も楽になります。

 

小さな家に対するデメリットをどう打破していくか?

コスト面ではメリットが大きいですが、小さな家にも懸念すべき事項があります。

  1. 「小さい」というネガティブ思考
  2. 作り手の設計力が必要
  3. 住まい手に暮らすチカラが必要

世間的には、「大きな家=立派」という概念があるので、「小さな家」という言葉の響きが、ネガティブに聞こえやすいのは否めません。世間的には、平屋でも小馬鹿にする方がいますよね。そういったことから、「お金に余裕がない」「みっともない」などと見られているのではというコンプレックスが生まれるかもしれません。しょうもない見栄なんですけどね(笑)

この辺りの意識をどうクリアするかです。小さな家でも、質の良い家を建てて、上手く暮らすことができてれば、何も恥じることはないんですけどね。また、皆で建てれば怖くないです(笑)

 

小さな家の間取りは難しい。設計力=脱LDKの考え方が必要

設計においては、小さな家の設計・間取りは、実は難しいです。ただ小さくすればいいってものではありません。だから、設計力に自身のある建築家の中でも設計出来る人できない人が出てきます。

下手に小さくしただけでは、安っぽくなり、使いにくくなり、最悪な住宅になります。よくある従来の何LDKという考えでは「小さな家」は作れないですね。脱LDKの考え方が必要です。

 

住まい手に暮らすチカラを付けさせる。

小さな家に暮らして一番困るのは、収納関係でしょう。収納スペースもそう多く作れないので、物との付き合い方を見直す必要があります。せっかくのいい機会だと思いますよ。

「小さな家」は誰でも住めるとはかぎらなさそうです。やはり、住まい手にある程度の暮らすチカラが求められます。でも、住まい手に暮らすチカラが身に付くと、家をあれこれ計画するのも楽しくなりそうです。

 

 

建築家のル・コルビジェも小さな家を設計している。

小さな家と言えば、コルビジェのレマン湖の小さな家が有名です。本もありますね。

小さな家―1923

小さな家―1923

  • 作者:ル・コルビュジェ
  • 出版社:集文社
  • 発売日: 1980-01

コルビュジエが、まだ若かりし頃、両親のために作った家を、写真やデッサン画を用いて説明してくれます。 わずか60㎡の本当に小さな家ですが、そこには素敵なアイディア・プランが詰め込まれています。 時代をこえて、人間の奥深くに眠ってる感性を呼び起こしてくれるような、ホッとする内容です。 きっとあなたにとっても、大切な一冊になるのではないでしょうか?

 

小さな家では上手くいかない、これからは小さな暮らしで訴求

もうモノが優先される時代じゃないので、「小さな家」というモノ勝負で進んでいっても、間違いなく失敗します。実際にお金かけてドカンとやって、失敗しているところがありますよね(苦笑)

つまり、プランなどのモノ優先ではなく、これからの小さな家には、暮らしのちょうど良さというか、中身の「ちょうどよさ」が基準になるのではないでしょうか。

必要なものにすぐ手が届いたり、スッキリと気持ちよく管理ができたり、家の中で何かしていても、じっとしていても落ち着ける心地よさがあって・・・そういったちょうど良さをカタチにした時、たまたま「小さな家」だったという感じが適している気がします。

モノが当たり前の世代の、暮らしや家に対する「小さな」「ちょうどよさ」の感覚は、変化していってますね。

 

小さな暮らし

小さな暮らし

  • 作者:石黒 智子
  • 出版社:ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2011-09-02

 

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