あなたの工務店はどちらで認知されたい?他社ブランドの○○店 or 自社名や自社ブランド名

最近、異様に「家系ラーメン」が増えていますよね?牛丼チェーンの神戸らんぷ亭も、牛丼を撤退して、家系ラーメンに事業転換しています。

目次

「神戸らんぷ亭」の牛丼店がひっそり閉店 店舗は「家系ラーメン」へ業態転換

牛丼チェーン「神戸らんぷ亭」(本社:東京都台東区)の全店舗が2015年7月31日で閉店し、ファンが悲しみの声をネット上に寄せている。

   かつては「すき家」「吉野家」など大手チェーンに追随するほどの売上を誇ったが、近年は低迷していた。15年3月、「東京チカラめし」を運営するマック(東京都新宿区)による買収をきっかけに、店舗を次々閉店させ、「家系ラーメン」への業態転換に大きく舵を切っていた。

「神戸らんぷ亭」の牛丼店がひっそり閉店 店舗は「家系ラーメン」へ業態転換
あなたの工務店はどちらで認知されたい?他社ブランドの○○店 or 自社名や自社ブランド名
家系ラーメン

ラーメン好きなので、色々と食べ回ってるんですが、同じ家系ラーメンでも、美味しいところとそうでないところがあると感じたのは、間違いではなかったようです。

この記事内の、ラーメン業界に長年関わってきた方の意見が、的を得ている気がしますね。

かなり乱暴な言い方になりますが、最近、急にできたお店はまずいところばかりなので要注意。居抜き店舗で業態変換したケースが非常に多いのですが、そういった店は資金力に任せてチェーン展開している会社が利益重視で急速に出店した場合がほとんどなんですよ

増殖する“家系ラーメン”、まずい店はここが違った

FC店が増えた理由のひとつに、家系ラーメンは調理工程が少なくマネがしやすいため、ある程度のクオリティの味をすぐに作れるようになるという点が挙げられます。ただ、それはあくまで“ある程度”のレベル。うまいラーメンを作るのとは別次元の話です

増殖する“家系ラーメン”、まずい店はここが違った

そこで修業したわけでもないのに、有名店と似たような店名にするFC店も多いです。要するに、客が勘違いするようにわざと紛らわしい店名にしているのです。

増殖する“家系ラーメン”、まずい店はここが違った

利益重視だからFCに加盟する

FC加盟が利益重視なのは、しょうがないですよ。それが目的ですから。

問題は、”ある程度”のレベルでいいのかどうかです。

今の時代、もうFCって”ある程度”レベルにしかならないですよ。あれこれ情報は出回っているわけですから、勉強すれば、自分(自社)でもレベルを高めることはできるわけです。

FCの良さは、(上手くいっている?)ノウハウをお金を出して、手っ取り早く取り入れられることなのですが、素材とテクニックだけでなんとかなる時代はもう終わってますね。

さらに、FCの加盟店が、本部の考えを100%理解することは無理ですし、本部の思い通りには動きません。関わる人が多ければ多いほどなおさらです。さらには、FC店が掲げているのは他社のカンバンであり、所詮借り物のブランドです。そして、加盟して成功するのは、全体の2~3割ほどです。

飲食の様な、安くて頻度の高いものであれば、毎日その店に行くわけではないですから、”ある程度”のレベルでも十分だったりします。(食にこだわる人は行きませんが)

工務店の場合、”ある程度”のレベルで留まっていいのか?

以前も書きましたが、フランチャイズに加盟することが悪いとは言いません。

もしあなたがどうしてもチカラ不足で、何をしたらいいかが明確で、さらなる顧客貢献をしたいのであれば、それは加盟されても、きっと良い行動になると思います。

でも、勉強し終えたら、卒業してください。ある程度で留まってほしくないです。

住宅系のフランチャイズは、入学金さえ積めば入れる大学みたいなものです。今の時代、行かなくともできる人はできますし、入ったらいずれは卒業したほうがいいです。

そしてもしやってみたいなら、あなた自身が培ったノウハウを、同じ考え方を共有できる会社に、FC展開をしていけばいいのです。

現代住宅が始まって、何十年と経っているわけですから、ノウハウもデータも蓄積されています。だから、歴史から学んで、自分で行動した方が、FCの浅知恵よりよっぽど身に付きます。

もう自分たちでブランディングできる時代ですよ。

お客さんや施主に、他社ブランド○○○○の●●店と呼ばれるより、自社名や自社ブランド名で認知された方が、関係性は深くなると思いませんか?

長い目でみたら、工務店は「他社ブランドの○○店」よりも、自社名や自社ブランド名で認知された方が良い理由

「他社ブランドの○○店」として認知されるのと、自社名や自社ブランド名で認知されるのとでは、大きな違いがあります。

独自性と差別化を確立できる

他社のブランド名を冠することで、そのブランドのイメージや価値観に縛られることがあります。しかし、自社名での展開は、自らのサービスや価値を顧客に直接伝えるチャンス。独自の価値をしっかりと打ち出すことで、競合との差別化を図ることができます。この差別化は、顧客の選択の際の大きな要因となり、リピート率の向上や新規顧客の獲得に繋がります。

信頼と信用を構築できる

自社ブランドを築くことで、顧客との信頼関係が深まります。顧客は、そのブランドが提供する価値やサービスを信じ、長期的な関係を築くことが期待できます。信頼関係が深まることで、口コミや紹介といった自然な拡散も期待でき、結果的には安定した経営基盤を築くことができます。

柔軟な経営戦略の展開ができる

他社ブランドに依存することなく、市場の変化や顧客のニーズに応じて、柔軟に経営戦略を変えることができます。これは、迅速な意思決定や新しい取り組みを導入する上で非常に有利です。市場のニーズに応じたサービスや商品の提供は、顧客満足度の向上にも繋がります。

長期的なブランド価値を向上できる

自社ブランドをしっかりと築き上げることで、その価値は長期的に向上します。これは、将来的な事業拡大や新たな取り組みにおいて、大きなアドバンテージとなります。ブランド価値の向上は、経営の安定化や事業の拡大にも寄与します。

顧客とのコミュニケーションを反映できる

顧客の声を自社ブランドのサービスの改善や新しい提案に反映させることが容易になります。顧客のフィードバックを直接反映させられることで、より迅速にサービス改善や新しい取り組みを行うことができます。


長い目で見た時、工務店としての独自性や価値をしっかりと打ち出すためには、自社名や自社ブランド名での展開が不可欠です。他社ブランドに頼るのではなく、自らの力で市場に名を馳せ、顧客との強固な関係を築き上げていきましょう。

  • URLをコピーしました!
目次