工務店は家づくりに「家族への普遍的な思い」を取り入れた方が良い理由

以前、東京ガスのCMが、上手くストーリーを取り入れていて、視聴者の感情移入を狙っている。という記事を書いたことがあります。

家族への普遍的な思いは、心を動かすキッカケになります。

家族という誰もに存在する普遍的な部分は、よほど変わった生活をしてきていないかぎり、だいたい似ている部分が生まれます。観ている側も、その共感できる部分に、自分自身を投影し、心が動いていきます。

家族への普遍的な思いは、家づくりにも共通する部分がありそうですね。上手く取り入れて、集客に活かしていきたいですね。最近の東京ガスのCMもすごく良いですよ。父親目線で語られている内容です。

目次

「ピピッとコンロ 似ている母娘」篇

料理不精な父親からすれば、キッチンの機能や性能の細かいことなんて、あまり気にしていなくて、そのキッチンによって得られる時間や出来事に価値を感じますよね。

そしてこちらは去年のCMですが、息子目線で語られている内容です。

「家族の絆・母とは」篇

直接ガスが出てきているわけではないですが、渡辺えりさんが演じる母親がいい雰囲気を作っています。

動画の中では「母とは」という、いくつかのキーワードが挙げられており、そのキーワードが自分の母親とリンクしたとき、グッと心が動くんですよね。

2013年に放送されていたCMも良いですよ。共働きの両親に代わって、料理を作り続けてくれたおばあちゃんへの思いを、孫の目線でつづった内容です。

「おばあちゃんの料理」篇

「おばあちゃんの料理」は、「第53回 消費者のためになった広告コンクール」のテレビ広告部門で最優秀賞を受賞したり、フジサンケイグループ広告大賞「メディア部門 テレビ最優秀賞」を受賞したりしています。

工務店は家づくりに「家族への普遍的な思い」を取り入れた方が良い理由

1. 感情の共鳴を引き出す

東京ガスのCMが成功している一つの大きな要因は、視聴者の心に深く訴えかけるストーリーを描いていることです。家族という普遍的なテーマを中心に据えることで、多くの人々がそのストーリーに感情移入しやすくなります。このような感情の共鳴は、顧客が製品やサービスに対する信頼や愛着を持つための非常に重要な要素です。工務店も、家づくりのプロセスや最終的な製品に「家族への普遍的な思い」を織り交ぜることで、顧客との感情的なつながりを強化できるのです。

2. 差別化を図る

現在の市場には多くの工務店が存在し、技術や価格だけでの差別化は increasingly 難しくなっています。しかし、「家族への普遍的な思い」をコアのコンセプトとして取り入れることで、他の工務店とは一線を画すことができます。このような差別化は、顧客が多くの選択肢の中からあなたの工務店を選ぶ際の重要なポイントとなり得ます。

3. 口コミ効果

感動や共感を呼び起こすような家づくりは、顧客から自然と良い口コミが広がる可能性が高いです。特に、家族を大切にするという文化が根付いている日本においては、このようなアプローチは非常に効果的です。良い口コミは新たな顧客を引きつけるだけでなく、既存の顧客との関係性をさらに深める効果もあります。

4. 長期的な関係性の構築

家は一生に一度か二度の大きな買い物であり、その重要性は言うまでもありません。そのため、一度築いた信頼関係は長期にわたって続く可能性が高いです。家族への思いを大切にすることで、顧客との長期的な関係性も築きやすくなります。これは、将来的にリピートや紹介につながる大きな要素です。

5. メディア露出と賞

感動的なストーリーを持つ製品やサービスは、メディアで取り上げられやすく、賞も受賞しやすいです。東京ガスのCMのように、多くの賞を受賞することができれば、それは工務店のブランド力を高める大きな要素となります。これは、長期的に見ても集客力を高める重要なポイントです。

6. 高い成約率

感情を動かすストーリーがあれば、それだけで顧客が行動を起こしやすくなります。具体的には、問い合わせから来店、さらには契約に至るまでの成約率が高まります。成約率が高くなることは、ビジネスの成功に直結する非常に重要な要素です。


以上のように、「家族への普遍的な思い」を家づくりに取り入れることは、工務店にとって多くのメリットがあります。このアプローチをうまく活用し、顧客との強固なつながりを築いていきましょう。

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