法隆寺の昭和大修理、薬師寺の伽藍復興に一生を捧げた匠の生涯!『鬼に訊け -宮大工 西岡常一の遺言-』

2012年に公開された映画、法隆寺の昭和大修理、薬師寺の伽藍復興に一生を捧げた匠の生涯を描いた『鬼に訊け -宮大工 西岡常一の遺言-』をご存知でしょうか?

目次

西岡常一とは

西岡 常一(にしおか つねかず、1908年(明治41年)9月4日 – 1995年(平成7年)4月11日)は、法隆寺専属の宮大工。

日本の宮大工棟梁であり、法隆寺や薬師寺の建築物の再建などを手がけた人物です。木材の特性を重視し、建築物の木組みにおいて、それぞれの木の特徴を生かすことを提唱していた人物。文化功労者であり、文化財選定保存技術保持者でもある。

飛鳥時代から受け継がれていた寺院建築の技術を後世に伝えるなど「最後の宮大工」と称された。文化財保存技術者、文化功労者、斑鳩町名誉町民。実弟西岡楢二郎も宮大工として父や兄を支えた。また、西岡常一の唯一の内弟子が小川三夫である。

1995年(平成7年)、癌で死去。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B2%A1%E5%B8%B8%E4%B8%80

鬼に訊け -宮大工 西岡常一の遺言-

法隆寺の昭和大修理、薬師寺の伽藍復興に一生を捧げた匠の生涯!『鬼に訊け -宮大工 西岡常一の遺言-』
鬼に訊け -宮大工 西岡常一の遺言-

法隆寺の昭和大修理、薬師寺の伽藍復興に一生を捧げた匠の生涯。全国約40館で拡大上映! 渋谷ユーロスペースのモーニングショー興収&動員記録を更新した大ヒットドキュメンタリー!

かつて“鬼”と畏れられた男がいた――。国宝や重要文化財に指定された多くの寺社の修繕・復興に力を尽くした宮大工・西岡常一の生涯に迫る、渾身のドキュメンタリー! 撮影が開始された1990年5月は、薬師寺回廊第一期工事が行われていた。それを棟梁として取り仕切っていたのが、“鬼”と称された匠・西岡常一である。「技術は体で覚えるもの、盗むもの」と言われる。とりわけ宮大工の奥義は、長い時間をかけた厳しい修練の後、ようやくひと握りの者だけが習得することができる。しかし西岡は、自らがそうして培ってきた経験と技術、研ぎ澄まされた感覚を後進の若者たちに言葉で伝えようとしていた。77年に胃癌を患った彼は、人生の最晩年を迎えつつあることをしっかりと見据えていたのかもしれない。「千年の木には千年のいのちがある」「木は鉄を凌駕する」……“鬼”の遺言とも言える言葉たちと所縁ある人々へのインタビューが、速さと量ばかりを競う模倣だけの技術とは根本的に異なる、いにしえからの日本人の叡智と自然への洞察、そして千年の未来へといのちを繋いでいくという途方もない時間への執念を浮かび上がらせていく。

2012年の公開時に渋谷のユーロスペースまで見に行きました。マニアックな内容なので、見に来ている人は少ないかと思いきや、意外といたのを覚えています。

今なら、プライムビデオで観ることができます。

プライムビデオ
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ネット上での感想

https://twitter.com/eimee_1010/status/1600864883192770560

一言付け加えるなら、この映画を観て、職人のドキュメンタリー系映像を作ろうと思うのは危険ですよ。西岡さんだから皆観てくれるのと、対象が同業者や関連している人向けで、一般向けではないですからね。

2003/11/7 西岡 常一 (著)
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ちなみに西岡さん著書の「木に学べ」は、37万部を突破しているようです。

法隆寺の昭和大修理、薬師寺の伽藍復興に一生を捧げた匠の生涯!『鬼に訊け -宮大工 西岡常一の遺言-』
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