「私はこの陣地で家づくりをやるんだ!」という旗を立てよう!工務店のポジショニングとは?

ブログをやらなきゃ、Facebookをやらなきゃ、これからは動画?、ホームページをスマホ対応にしなきゃ、事例の写真を撮らなきゃ・・・と、やるべきことは色々あると思います。

やるやらないで言えば、やった方がいいことはたくさんありますが、これらの手法を行う前に、まずは、明確にしておくべきことがあります。

それは、、、ポジショニングです。

目次

ポジショニングとは?

簡単に言うと、市場における、競合に対しての自社の位置づけを指します。

この辺りの「ポジショニングと他社との差別化」という問題を、うまくまとめられている記事を拝見しました。

記事の中で、ポジショニングについては、

絞ったターゲットのなかでも当然ながら、競争は発生します。ですから、そのなかでも「自社らしさ」という独自の立ち位置の確保が必要になってきます。この立ち位置を定めることを「ポジショニング」といいます。展開したい製品、たとえばアパレルの場合、自社ブランドのファッションが高級志向なのか庶民的なのか、フォーマルなのかカジュアルなのか、といった観点から二次元マップのように整理して、新たに加わる自社製品が顧客に分かりやすい立ち位置となるのか、近い立ち位置の競合相手がいるのかいないのか、いるならどのくらいの数なのか、といった要素を調査・分析します。

高価格帯と低価格帯には他社の○○があるからうちは中価格帯にしようとか、自社製品のオリジナリティーを出すのであればセミフォーマルにしようとか、競合製品との比較検討したり自社製品の特徴を客観視したりしながら、まさに「立ち位置」を決めていくわけです。

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というように述べられており、ポジショニングができたら、次は他社との差別化を図ることが書かれています。

差別化とは、要するに自社製品らしさのアピールです。もっとも一般的な手段はCMです。たとえば、日産自動車の「リーフ」は電気自動車なのですが、CMでガソリン車とレースをさせてその加速性能を強調しました。これは、他の製品との比較によって、性能の差別化を訴えているのです。一方、チョコレートやビールなど見ためや味だけでは大きな違いがわからない製品もあります。このような場合は、その製品のイメージにピッタリなタレントを起用して顧客の感情に訴えるという手法で差別化を使います。

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ポジショニング=旗を立てること

上記の記事を踏まえ、住宅業界に落とし込んでいくなら、

「私はこの陣地で家づくりをやるんだ!」

という宣言をして、その陣地に「旗を立てること」からポジショニングは始まります。

「私はこの陣地で家づくりをやるんだ!」という旗を立てよう!工務店のポジショニングとは?

さらに、その旗を立てる陣地の条件は、

「自社(自分)がその商圏でNo.1になれるニッチな陣地」

である必要があります。これは資本力のない小さな会社ほど必要になってきますよ。その商圏内で、需要はあるのに、No.1と呼べる存在がいないのなら、狙い目な陣地です。

ただ、決して現時点でNo.1である必要はないんです。今の自分の実力ではなく、その「陣地(ポジション)」に向かって自社(自分)を組み立てていく、そんな感じで始めていけばいいのです。

小さな工務店がポジショニングをおろそかにするとどうなる?

ポジショニングをおろそかにすると、小さな工務店は市場での競争に苦しむことが多くなります。ポジショニングが不明確な場合、顧客はあなたの工務店が何を提供しているのか、どのような価値を持っているのかを理解するのが難しくなります。その結果、顧客は他の競合とあなたの工務店を区別することができず、あなたの工務店を選ぶ理由が見つからないかもしれません。

また、ポジショニングが不明確な場合、あなたの工務店は市場での存在感を持つことが難しくなります。市場には多くの工務店が存在しており、顧客は自分に合った工務店を選ぶために様々な選択肢を比較します。ポジショニングが明確でないと、あなたの工務店は他の工務店との違いを示すことができず、顧客の選択肢から外れる可能性があります。

さらに、ポジショニングが不明確な場合、あなたの工務店は適切なターゲット市場を見つけるのが難しくなります。ポジショニングが明確であれば、あなたの工務店は特定の顧客層に焦点を当て、そのニーズに合ったサービスを提供することができます。しかし、ポジショニングが不明確な場合、あなたの工務店はどの顧客層に焦点を当てるべきかがわからず、効果的なマーケティング活動を行うことができません。

最後に、ポジショニングが不明確な場合、あなたの工務店は自社の強みを活かすことができません。ポジショニングが明確であれば、あなたの工務店は自社の強みを活かして競合と差別化を図ることができます。しかし、ポジショニングが不明確な場合、あなたの工務店は自社の強みを十分に活かすことができず、競合との差別化が難しくなります。

以上のように、ポジショニングをおろそかにすると、小さな工務店は市場での競争に苦しむことが多くなります。ポジショニングが明確であれば、あなたの工務店は市場での存在感を持ち、適切なターゲット市場を見つけ、自社の強みを活かすことができます。ポジショニングを明確にすることで、あなたの工務店は市場での競争力を向上させることができます。

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