現代の住まいは、どんな形態であれ、雨風しのぐだけでなく、心を豊かにすることが求められてる!

「独立国家のつくりかた」の著者・坂口恭平さんの特集記事が興味深いです。

熊本に住んでいる坂口さんが、熊本の震源地から脱出し、今回の震災から何を学んだか?何に気づいたか?という、ドキュメンタリー記事です。

  1. 坂口恭平の熊本脱出記(1)あの日、東京で感じた「予兆」〜そして家族の待つ熊本へ
  2. 坂口恭平の熊本脱出記(2)真夜中の激震〜なぜ僕は「避難所」で鬱になったか
  3. 坂口恭平の熊本脱出記(3)だから僕は、熊本から逃げ出した
  4. 坂口恭平の熊本脱出記(4)3歳の息子は僕の手を引っ張り、「あそぼ」と言った

 

記事内の興味深い文章を抜き出しています。

すると、大人や子供たちが僕のもってきたギターを見ながら、変な目で見ている。何こんなものを持ってきているのかという視線を感じた。

確かに狭いスペースに身を寄せ合いながら避難しているのに、ギターはかなり場所を食う。僕は邪魔者だった。

僕はフーに「ギターに対する変な視線を感じて辛い。鬱がはじまったかもしれない」と伝えた。なんとどうしようもない男なのか。僕はそう自分のことを感じた。

地震の最中は、生きることばかり考えていたのに、余震のときの僕はこれからのことをネガティヴに考え続けていた。このままでは頭がおかしくなりそうだと思った。妻も子供も。

家もむちゃくちゃでこれからどうするのか。もう耐えきれず、僕は睡眠薬を飲むと、そのまま5時間、何も考えずに深い眠りに入った。

しかし、どうも違和感が拭えない。僕がここで生活をしていくのは無理があった。気がきかない人間は不要だと思った。しかも、息苦しかった。どこか空気のきれいなところへ行きたかった。

なぜ僕は被災者みたいな顔で給水に並んでいるのだろうか。湧き水が出ているところを探して好きなだけ飲めばいいのに、なぜ自分が暮らしている町に執着しているのだろうか。

どんなに好きな場所であっても、余震にずっと怯えながら生きて行くのはよっぽどタフな人間ではないと無理だ。僕はタフではない。とても弱い。力強すぎるほど弱いのだ。だからすぐに逃げる。

僕が逃げたことの一つの理由として、7人が逃げれば、それだけで、7人分の食料と水分が他の人に渡るということがあった。つまり、それは一つの救助活動と言えるのだ。そのことを副知事に伝えると、確かに自主避難が一番いい、避難できる人は避難してほしいと言う。

熊本の人は、今後、マンションや家を買おうとは思わないのではないか。僕が10代のころからもう20年以上も言い続けていることが、ようやく通じるときがきたのか。このような悲劇的なことによって。

確かに、自分の暮らす場所から移動するのは困難だ。もちろん愛着もあるし、仕事もある。しかし、いつ大きな地震がくるのかわからない状態では、まず熟睡ができない。そんな状態で健康的な思考ができるはずがないし、楽しいわけがない。

まずは健やかな生活を送ること。それだけを考える必要がある。

しかし、現代は少し違うようだ。命よりも大事なものがあるらしい。

子供の声に素直に耳を傾ける。

僕がとった今回の行動は、それだけだった。熊本地震は、僕に多くのことを気づかせた。もう何もいらない。家族だけいれば、笑ってすごせる。

この脱出する感覚は、個人的には大賛成です。子どもは正直ですね。

メンタルが弱い方は、おかしくなる環境下に居続けない方がいいし、また、おかしくなっていることに気付かなくなるのが余計に恐ろしいんです。

普段は特別に感じないけど、吉野家やすき家の炊き出しが美味しく感じるのも、環境がそうさせているわけですから。

現代の住まいは、心を豊かにすることが求められてる?

以前、福島県の南相馬市に行った時、現地の一部の人の考え方や対応を感じ、「自分だったらどうするか?」を考えた時、脱出するだろうと思っていました。

現代の住まいって、どんな形態であれ、雨風しのぐだけでなく、心を豊かにすることが求められてることを、改めて感じた瞬間でしたね・・・

工務店集客の次元ではない南相馬市

2014.04.26

 

 

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