「つくる」と「伝える」をはき違えた住宅動画は見られない。

AdverTimes(アドタイ)で取り上げている、ウェブ動画において、バズらない”非バズのツボ”が、参考になります。年々、ウェブ動画の質が上がってきていて、動画のクオリティが高いことが必ずしも意味をなさなくなってきてます。つまり、費用対効果が悪いってことなんですよね。

バズるとは、特定の単語や物事がインターネット上で爆発的に多くの人に取り上げられることを意味する語。 TwitterやFacebookなどのSNSで急に話題となった時に用いられることが多い。「 口コミ」という意味のマーケティング用語「Buzz」を動詞化したものと思われる。
  1. 長尺
  2. 文脈依存
  3. 品質依存
  4. 必然性欠如
  5. 難解
  6. 既視感
  7. 誰得

上記の非バズのツボは、建築動画に多いなとも感じますが、記事内で取り上げられている7つのポイントについて、自分なりに感じていることを補足すると・・・

1.長尺

匂わせぶりなかっこいいイントロ。何か壮大なことが巻き起こりそうなインサート。開発者の熱いロングインタビュー…!どれも感動を引き上げる立役者ですが、ウェブユーザーは、そうこうしてる間に光の速さで関連動画をポチってしまいます。

長尺がダメっていうより、初見で長尺は厳しいってことだと思っています。動画は、3分の映像の場合、3分拘束してしまいますから、視聴してもらえる状況を事前に作っておくことが大事ですよ。

2.文脈依存

とってもよくできたストーリー、強力なタレント等々は一見それだけで拡散しそうですが、その文脈を理解してない人、しようとしない人には、一向に響かないのも事実。

ドキュメンタリー依存もそれに近い気がします。初見でストーリーを語る前に、ある程度の関係性をつくる仕掛けは必要ですよ。

3.品質依存

冒頭の通り「めちゃめちゃハイクオリティ!」なのにバズらないタイプ。最近は機材レベルも上がり、品質のベースも比例して高まったことで、ユーザーの目も肥えてきているのかもしれません。その中でも突き抜けて圧倒的感動を与えるか、もしくはそれとは別の軸でバズのフックを設けるか、どちらかが必要です。

マーケティングを理解していないカメラマンや制作会社に多いですよね。そういう人に頼むと、中身の良さ=見た目の質(綺麗さ等)を上げることだと思って、お金を掛けますからね。「つくる」と「伝える」を履き違えている人は多いです。

4.必然性欠如

「それ、画像でよくない?」と突っ込めてしまう動画は、たとえニュースになっても、サムネイルとテキストだけ読まれて満足されてしまう可能性があります。映像にする必然性が重要に。例えば、Before/Afterを比べる実証実験は、2枚の画像さえあればその違いが端的に伝わってしまので、記事で読めばいい、という事になりがちです。

以前は、動画配信というだけでも目を惹きましたが、動画での配信が普及したことで、突き詰めるとほとんどの情報がテキストと写真で対応できてしまうんですけどね・・・

5.難解

「ア、アーティ…」と思われてしまうと、大半がそそくさと立ち去ってしまうのがウェブ。どっしり腰を据えて見てくれる映画とは違って、ウェブはとにかく軽い足取りで閲覧するので、作者が入念に込めたコンセプトやメッセージを中々汲み取ってもらいづらいと感じます。

ウェブ動画の場合、わかりやすい・感覚的に受け止めやすい内容が求められる傾向がありますよね。哲学的にあれがどうだこうだと頭を悩ますような内容は厳しいですね。

6.既視感

ピタゴラスイッチ、プロジェクションマッピング、ドローン、360°映像…。
新しい領域は、どんな組み合わせでも企画になりやすい。ただユーザーから見てみると、「またかよ…」感がどんどん強まっています。
バズフックになりやすいのは勿論ですが、踏み込むなら相当な新しさが必要になりそうです。

これも4と同じで、動画配信というだけでも目を惹いてた時代は終わり、動画もどんどん新しい表現が生まれています。そういった技術革新は先行者利益になりやすいので、皆がやっているから私もやるだともう遅いですね。だからといって、新しさに振り回されるのも、リスクとの付き合いができないと大変ですよ。

7.誰得

“こんなサプライズを仕掛けてみました!”、”こんなギャグアイテムをつくってみました!”→ユーザーの反応「お、おう…」。こんな例が急増しています。確かに動画としては面白いかもしれないけど、自分に何の影響もない、世界は一ミリも変わらない。そんなケースに対する無関心っぷりが高まっている気配がします。

動画であれ何であれ、「何を伝えるか」が明確になっていないと、視聴者には届かないですよね。さらには、視聴者にとって見た瞬間、自分事に感じないと、見続けてくれないですよ。

まとめ

動画には動画の良さがあるんですが、ただ建築物を映すだけの映像で、時間によって日の刺し方が変わるとか、そういう表現はつくり手側のエゴでしかないんですよね。それだと芸術(アート)なんですよ。つくるときにはエゴなど自分が大事にしている部分は必要ですが、伝える時は相手に伝わってナンボの話なので、正直エゴは思っている以上に必要ないんですよね。

 

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