工務店が無料ブログを使ってはいけない理由

ブログ集客を全うにしようとすると、即効性のあるものではないため、積み重ねが効果を発揮します。でも、こういったところが、ライフサイクルの遅い住宅業界に合っている気がします。

ブログ集客をする上で、ブログを始めるには、無料のブログを使用するのが、手っ取り早いです。例えば、有名なブログだと、

などがあります。

ただ、予算を掛けたくない個人ブログなら無料を使い続けてもいいかもしれませんが、ビジネスで集客に利用するなら、どこかのタイミングで無料ブログは卒業したほうがいいです。なぜなら・・・

目次

無料ブログは広告が表示される

無料ブログの場合、記事の最後やサイドバーに広告が入ります。

工務店が無料ブログを使ってはいけない理由
バナー広告がやたらでかいアメブロ

せっかく一生懸命記事を書いて、お客さんが来てくれたのに、あなたの住宅とは関係のない広告が表示されていては、意味がありません。

また、ネット広告はある程度、指定して出すことができるため、広告主が住宅系の記事を書いているブログに広告を出したいと設定すれば、上記のように住宅系の記事に住宅系の広告が出せるのです。

あなたが一生懸命書いた記事なのに、記事の最後にあなたの競合先の広告が出てしまうことだってあるのです。

(※BloggerやTumblrなど、無料でも広告がないものもあります。)

勝手に広告の仕様が変わる

ひどいのはこれです。

工務店が無料ブログを使ってはいけない理由

ブログサイトに訪れた瞬間、ヘッダーの広告が大きくなり、動画が流れ始めます。

このYoutubeと連携した広告の仕様は、上記のポカリしか見ていないのと、今は見かけないので、テスト的に行ったのかもしれませんが、こんな風に勝手に広告の仕様を変えてきたりします。とはいえ、無料なので文句も言えないですよね…

無料ブログはサービスが終了する可能性が高い

過去には多くの無料ブログが、運営が成り立たないと判断され、サービスの撤退していってます。OCNの「ブログ人」、ぷららの「BROACH」など、地方のブログサービスも入れたら結構、数あるのでは?

趣味の個人ブログなら、まだしも、ビジネス利用で集客している場合、サービスの終了というリスクは、できれば抱えたくありませんよね。

たとえ、毎日無料ブログから集客できていたとしても、明日、「無料サービスを中止します。●月●日までに移行してください。」ということもありえるのです。そうなると、新しいところへ移行しなければいけません。すると、ドメインが変わるため、検索結果の表示順位も変わってきます。

工務店が無料ブログを使ってはいけない理由
ぷららの「BROACH」 2014年7月31日以降は、エクスポート機能は使えない。

ブログに限らず、WEB系の無料サービスは、いつなくなるかわかりません。あれだけ重宝されてたGoogleリーダーでさえ、なくなりました。

規約にも書いていると思いますが、無料の場合、運営者側の都合で中止にできるのです。

  • 広告の表示
  • 勝手な仕様変更
  • サービス中止のリスク

この辺りが無料ブログを使用したくない理由でもあります。

余談

無料ブログの中でも、酷いのがアメブロです。年々酷くなってる気がします(笑)広告の仕様変更などもそうです。また、アメブロは、足あとやコメント残して、自分のページヘ誘導する者があとをたちません。こういった手法が、ネットビジネス系や、コンサルタント系の、ノウハウにあるようです。そんな姑息な手に、振り回されたくないですよね。

自社ドメインが育たない=ホームページからの集客ができない

さらに、ホームページとブログが別ドメインになっている場合、それぞれのドメインが育たないという問題が生じる可能性があります。住宅業界のように、長期的な信頼とブランド力が求められる場合、この問題は特に重要です。解決策を採用して、一つの強力なドメインを育てる方が良いでしょう。

SEOの観点から

検索エンジン最適化(SEO)において、一つの強力なドメインは複数の弱いドメインよりも明らかに有利です。Googleや他の検索エンジンは、ウェブサイトの「権威」を評価する際に、ドメインごとにスコアを付ける仕組みがあります。ホームページとブログが別々のドメインで運営されている場合、それぞれのドメインの権威が分散されてしまいます。その結果、どちらのドメインも十分に高いスコアを獲得できず、検索エンジンの結果ページ(SERP)で高い位置を確保するのが難しくなります。

ユーザーエクスペリエンスの低下

ユーザーがあなたのホームページとブログを行き来する際、別々のドメインになっていると、ユーザーはそれを明確に認識するのが難しくなります。これはブランドの一貫性が失われる可能性があり、特に住宅業界のような高額商品を扱うビジネスでは、これが非常に重要な問題となります。一貫性のあるブランドイメージを維持することは、顧客の信頼を得る上で不可欠です。

リンクの価値が分散

外部からのリンク、いわゆるバックリンクは、SEOにおいて非常に重要な要素です。ホームページとブログが別々のドメインになっていると、これらのリンクの価値が分散されてしまいます。その結果、それぞれのページのSEOパワーが低下し、集客効果も減少する可能性が高くなります。

管理が煩雑に

別々のドメインで運営すると、それぞれのドメインでのSEO対策、コンテンツの更新、データ分析などが必要になります。これは管理が煩雑になるだけでなく、効率的な運営が難しくなる可能性があります。特に、一人または少数で運営している場合、このような煩雑な管理は非効率であり、ビジネスの成長を妨げる可能性があります。

ビジネスでブログ集客するなら投資が必要

無料ブログを、オプション費用を払って、有料ブログにする方法もあります。しかし、集客ツールの理想は、自分の管理下に置くことです。

とはいえ、自分でワードプレスなどの独自ブログを開設するとなると、サーバーのレンタル費用、ドメイン費用が必要なので、有料ブログよりはコストがかかります。さらに、開設方法や運営方法などの勉強もしなければなりません。

しかし、運用方法がわかり、安定してアクセスさえ集まるようになれば、無料ブログよりもはるかに魅力的な集客ツールになることは間違いないのです。また、サーバーは他社からレンタルしますが、お金を払っている以上、急なサービスの停止のリスクは、無料ブログより少なくなります。

ちなみに、私もブログを、最初は「はてなブログ」の有料版にしようかと思いましたが、思い切ってワードプレスにしました。カスタマイズ性の高さなど、自分のやり方と合っている気がします。

自社ドメインを育てることを考えるなら、多少のコストや手間を掛けても、自社サーバーを借りて、自分の管理下で集客を行うことを、オススメしています。どうしても無料で抑えたいなら、広告表示のない「note」でしょうかね。

工務店が無料ブログを使ってはいけない理由

1. プロフェッショナルイメージの欠如

無料ブログは一般的にプロフェッショナルなイメージを持っていません。工務店として高品質なサービスを提供している場合、無料ブログを使用するとそのイメージが損なわれる可能性があります。特に、高額な住宅やリノベーションプロジェクトを手がける工務店にとっては、信頼と品質が非常に重要です。そのため、プロフェッショナルなオンラインプレゼンスを維持することが必須となります。

2. カスタマイズの制限

無料ブログは多くの場合、デザインや機能に制限があります。これが工務店として独自のブランディングや高度な機能を実装する際に障害となります。例えば、特定のプロジェクトギャラリーや顧客のテストモニアルを独自のスタイルで表示することが難しい場合があります。

3. SEO(検索エンジン最適化)の制約

無料ブログはSEOにおいても制限が多く、高度なSEO戦略を展開することが難しい場合があります。これが集客に大きな影響を与える可能性があります。特に、地域に特化したSEO戦略やキーワードの最適化が制限される場合、新規顧客の獲得が難しくなる可能性が高いです。

4. 広告の挿入

無料ブログにはしばしば広告が自動で挿入されます。これが工務店としての信頼性や専門性を損なう可能性があります。広告が自動的に表示されることで、訪問者はそのページが商業的に偏っていると感じる可能性があり、結果として信頼性が低下するかもしれません。

5. データの所有権

無料ブログサービスを使用すると、投稿したコンテンツや収集したデータの所有権が不明確になる場合があります。これが将来的にビジネスに影響を与える可能性があります。例えば、顧客データやアクセス解析データが第三者に利用されるリスクがあります。

6. サービスの不安定性

無料ブログサービスは突然終了する可能性があります。これが工務店として長期的なビジネス戦略に影響を与える可能性があります。突然のサービス終了によって、過去に投資した時間と労力が無駄になる可能性があります。

7. 競合との差別化が難しい

無料ブログサービスは多くの場合、テンプレートが限られています。これが工務店として競合と差別化を図る際に制限を与えます。独自のデザインやコンテンツ戦略を展開することが難しく、市場での競争力が低下する可能性があります。

8. レスポンシブデザインの制限

現代のインターネット利用者は多くがスマートフォンを使用しています。無料ブログではレスポンシブデザインの適用が難しい場合があり、これがユーザーエクスペリエンスを損なう可能性があります。特に、高齢者やテクノロジーに不慣れな顧客が多い場合、使い勝手の悪さがビジネスに影響を与える可能性があります。

9. データ解析の制限

無料ブログでは、アクセス解析などのデータ解析機能が制限されている場合が多いです。これがマーケティング戦略の精度を下げる可能性があります。効果的な広告戦略や顧客対応に必要な詳細なデータが取得できない場合、ビジネスの成長が妨げられる可能性があります。

10. 長期的な信頼性

工務店業界は長期的な信頼と関係性が非常に重要です。無料ブログの短期的な利便性は、長期的なビジネス戦略とは必ずしも合致しない場合があります。長期的な顧客関係を築くためには、安定したオンラインプレゼンスが必要です。そのため、独自ドメインでの運営が最も信頼性が高いと言えるでしょう。


以上のような理由から、工務店としては無料ブログを使用するのではなく、ホームページと同じドメインでの運営を強くお勧めします。初期投資は必要ですが、長期的に見ればその価値は高いでしょう。

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