未来を変える=問題を解決していく=デザインの力→これからの工務店の在り方を考察

「コミュニティデザイン」「ソーシャルデザイン」など、ここ数年、「デザイン」というキーワードが飛び交っています。複雑化していく社会の問題や課題を解決するにあたり、一つの分野だけでなく、さまざまな専門的知識や技術を持ち寄り、解決していく方法が必要とされてきています。

つまりは、

解決していく方法=デザインの力

なのです。

これは、住宅の世界も同じことで、これまでの方法では解決できないことがどんどんと増えてきています。

目次

未来を変えるデザイン展 –business with social innovation in 2030-

そんな中、現在、六本木ミッドタウンで開催中の「未来を変えるデザイン展 –business with social innovation in 2030-」

未来を変える=問題を解決していく=デザインの力→これからの工務店の在り方を考察

東日本大震災からの復興や気候変動、人口減少など社会が抱える問題などの解決策を考える展覧会ではありますが、ユニークなアイデアや、将来の暮らしの姿を感じるとることができるため、そこから、住宅業界のこれからの問題や課題を解決していくための、ヒントが得られるのではないでしょうか。

5/16-6/11までの1ヶ月近く開催です。入場無料で、期間中は、起業家や研究者によるセミナーなども開催しています。この先日行われたセミナーがとても興味深かったのですが、私は行けずじまいでした(涙)

「未来を変えるデザイン展」トークセッションが面白い!

「未来の主役は誰なのか?」を本気で考える 〜時代をリードする10代が語るこれからの未来、大人へのメッセージ

海外在住歴なしでTOEIC940の中学1年生 × 「TEDxOsaka」に登壇した高校1年生 × 「僕らの一歩が日本を変える」発起人メンバーの大学1年生

加藤 博人さん、山本 恭輔さん、新居 日南恵さんの3人がスピーカーとしてお話しされましたが、なんと!皆10代です。
http://peatix.com/event/13414/

以前、その中の一人の山本恭輔さん(14歳)のTEDxOsakaのプレゼンを拝見したのですが、すごく感動的で素晴らしかったの覚えています。時折ジョークも交えながら、英語でプレゼンです!こんな10代、住宅業界にも現れてほしいものです。

これからの工務店の在り方を考察

上記のように、近年、「デザイン」のキーワードが社会のあらゆる場面で注目を集めています。コミュニティデザインやソーシャルデザインといった概念は、社会の複雑な問題解決に向けた新たなアプローチとして注目されています。そして、このデザインの力は、住宅業界においても大きな影響を及ぼしています。

上記のような展示を見て、私たち工務店経営者は何を学べるのでしょうか。それは、デザインの力を最大限に活用し、社会の問題解決に貢献する新たなビジョンを描くことです。

デザイン思考の導入

まず、工務店経営者として考えるべきは、デザイン思考の導入です。デザイン思考とは、ユーザーの視点に立って問題解決を行う手法で、製品やサービスの開発だけでなく、組織運営やビジネスモデルの設計にも応用されています。

住宅業界においても、デザイン思考を取り入れることで、顧客のニーズを深く理解し、それに基づいた住宅の設計やサービスの提供が可能になります。また、社会の問題解決に向けた新たなアイデアを生み出すための土壌を作ることもできます。

社会課題への取り組み

次に、社会課題への取り組みです。気候変動や人口減少といった大きな社会課題は、住宅業界にとっても無視できない問題です。これらの課題に対して、どのように取り組むかが、これからの工務店の在り方を左右するでしょう。

例えば、環境に配慮したエコハウスの提供や、高齢者や子育て世代のニーズに応える住宅の設計など、社会課題を解決するための取り組みを進めることで、社会に貢献しながらビジネスの成長も図ることができます。

若者の視点の尊重

最後に、若者の視点の尊重です。未来を担う若者たちは、新しい価値観や視点を持っています。その視点を尊重し、取り入れることで、新たなアイデアや解決策を見つけることができます。

「未来を変えるデザイン展」でのトークセッションでは、10代の若者たちが未来のビジョンを語りました。そのような若者たちの視点を取り入れ、彼らが直面する問題やニーズに応える住宅の提供を考えることで、新たな市場を開拓することが可能になります。

これからの工務店の在り方は、デザインの力を活用し、社会課題への取り組みを進め、若者の視点を尊重することで、新たな価値を創造することが求められています。それぞれの工務店がその役割を果たすことで、住宅業界全体が社会に貢献し、持続的な成長を遂げることができるでしょう。

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