住宅の図面をオープンソース化する!?

建築や住宅には、著作権が
長く認められてこなかった歴史があります。

最近でこそ、設計図書の著作権が
問われはじめる動きが出てきていますが、
業界全体でみると、まだまだな気がします。

一方、音楽などの分野では、行きすぎというくらい
著作権に対して敏感である反面、
権利を一部放棄する「クリエイティブ・コモンズ」という
動きもでてきています。
 
 

新しい提案「建築のクリエイティブ・コモンズ」

実は2010年に、建築の著作権問題を前進させる手がかりとして、
「建築のクリエイティブ・コモンズ」を提案した方がいました。

▼建築家の住宅図面を売る「CCハウス」の試み
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20101207/544611/

住宅の図面をオープンソース化する!?

C.C. House Exhibition taken place from 29 Nov to17 Dec.

建築家の吉村靖孝氏の提案で、
建築家の著作物・住宅図面を“商品”にするという
面白い取り組みです。
 
 
著作権を緩やかにすることで、
音楽分野ではリミックスやサンプリングという
クリエイティブで新たな流れが生まれたように、

建築家が設計する住宅の図面を、改変できることを前提とし、
オープンソース化することで、
図面の購入者が、自由にカスタマイズでき、
オリジナルの家を建てようという提案なのです。
 

 
図面に値段をつけて売る。
なおかつ、購入者による改変を認める。

 
 
2010年の公表以降の動きがとても気になるところです。
 
 

図面に対する価値観を変えてみる。

設計事務所が汗をかいて、必死で作り上げた図面も、
同業の設計事務所や、工務店、ハウスメーカーなどに、
いとも簡単に、パクられます(泣)

取り締まっても切りがないイタチごっこなのです。

住宅の図面をオープンソース化する!? 
 
だからこそ、図面に対する価値観を変えていく必要があります。

例えば、出来上がる図面そのものに価値を持つのではなく、
それを生み出す行為そのものに価値を持たす。

そうすることで、設計事務所として、
より活動の幅が広がるのです。
 
 
参考記事
▼CREATIVE COMMONS HOUSE EXHIBITION
▼住宅建築の新発想を提案する「CCハウス」展
 
 

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ABOUTこの記事をかいた人

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。