大手と中小の大きな差は、工務店経営者の戦略的な視点で埋める

先日、大手プレカット工場や老舗の金物メーカーの、売れっ子営業マンの方々とミーティングしてきました。昔からのつながりもあり、ざっくばらんにいろいろと、情報交換をさせてもらっています。

業者側では、消費税増税の関係もあり、受注が伸びてきているとのことです。さらには、円安の影響もあり、駆け込みと円安で木材などの値段が上がっているとのこと。

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大手と中小の大きな差

こんな時、いつも感じさせられるが、「大きな差」です。

例えば、中小の会社になると、

  • 増税特需に対応する策を考えたり、
  • 増税後のリフォーム市場を考えたり、
  • 増税後のリノベーション市場を考えたり、

という行動を考えるのですが、これはすべて、市場あっての行動です。

ですが、大手や商社になると、材料の供給も含め、資金や人材などの資本を活かした、市場自体のコントロールをしてきます。震災の時もそうでした、材料不足でも商社にはたくさんあり、前年より売上が上昇するという結末。

家づくり市場において、この大きな差は、埋められようにもそう簡単に埋められるものではありません。

僕らのように小さな組織では、家づくり市場をコントロールすることはできないがゆえ、いかにその市場を見定め、どう行動とるか。が、重要になってきますよね。

住まいに求められている「何か」を見つけるにも、市場目線、顧客目線に立つことが大事になってきますね。

だからこそ、工務店経営者は戦略的な視点を持った方が良い

このような状況を鑑みると、工務店経営者としては、大手企業や商社と同じように市場をコントロールすることは難しいかもしれません。しかし、それは決して自身のビジネスを成功させることが不可能であるという意味ではありません。むしろ、このような状況は、工務店経営者が自身のビジネス戦略を見直し、より戦略的な視点を持つべきであるということを示しています。

まず、工務店経営者は、自社の強みを理解し、それを最大限に活用することが重要です。大手企業や商社とは異なり、小規模な組織では、よりパーソナライズされたサービスを提供することが可能です。これは、顧客がより個別化されたサービスを求めている現代の市場において、大きな強みとなります。

次に、工務店経営者は、市場の動向を常に把握し、それに応じて自社の戦略を調整することが求められます。消費税増税や円安など、外部環境の変化は、市場全体に影響を与えます。これらの変化を予測し、それに対応する戦略を立てることで、市場の変動に対応し、競争力を保つことが可能となります。

また、工務店経営者は、顧客のニーズを理解し、それに応じたサービスを提供することが重要です。顧客のニーズを満たすことができれば、それは自社のビジネスを成長させるための強力なドライバーとなります。

最後に、工務店経営者は、自社のビジネスモデルを見直し、より効率的な運営を目指すべきです。資源を最大限に活用し、無駄を排除することで、より高い利益を実現することが可能となります。

以上のような戦略的な視点を持つことで、工務店経営者は、大手企業や商社との競争に立ち向かい、自社のビジネスを成功に導くことができるでしょう。

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