住宅の映像は「集客」より「信頼関係の構築」に使った方が良い?

美しくライトアップされた夜のヨーロッパの街々を巡り、建築物を見て楽しめる「NIGHTVISION」が公開されています。

世界21カ国36都市の夜の建築物をタイムラプス撮影した「NIGHTVISION」

NIGHTVISION

夜の建築物は人も少ない上に、太陽からの余計な光もないため、建築物の良さがひき出されていますね。

一定時間の間隔を開けて撮影した静止画を連続させて動画のように見せる「タイムラプス撮影」は、興味をそそる撮影技術ですね。

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だからといって、タイムラプス撮影がすべていいわけではない

映像のデメリットは、半強制的にみせられるということです。

つまらないからといって、とばして観ることが難しいため、冒頭でつまらなかったら、その後は観なくなるのが大半です。
(とばすと要点がつかみにくくなりますし・・・)

住宅系の撮影では、徳島県の工務店の棟上げの様子を撮影された長岡マイルさんの映像が良い雰囲気を出しています。

http://www.nagaoka.me/

プロに頼む映像もいいですが、iPhoneやWEBカメラなどで自分で手軽に撮る方法もありですね。

住宅の場合、集客ではなく信頼関係の構築に使った方がいい理由

映像を使うことを、どうしても集客へ目が行きがちですが、住宅では、集客ではなく「信頼関係を築く」ことに使うべきですね。

上記のタイムラプス撮影は、その視覚的な魅力により、見る人々を引きつける力があります。しかし、住宅業界においては、単に集客を目指すだけではなく、より深い信頼関係の構築に焦点を当てるべきです。なぜなら、家を建てるというのは、顧客にとって一生に一度か二度の大きな投資であり、その過程は非常にパーソナルなものだからです。

例えば、タイムラプス撮影を利用するなら、工事の進行状況を顧客に見せることで、その透明性を高めることができます。これは、顧客がプロジェクトの進行状況をリアルタイムで確認できるため、安心感を提供します。また、工務店がどのように働いているか、どのように時間とリソースを管理しているかを示すことで、信頼と尊敬を築くことができます。

さらに、工務店が自社の技術力と専門知識をアピールする絶好の機会でもあります。それは、建築プロセスの各段階でどのような作業が行われ、どのような技術が使用されているかを視覚的に示すことができるからです。

しかし、これらの利点を最大限に活用するためには、撮影の計画と実行が重要です。どの段階を撮影するか、どの角度から撮影するか、どのように編集するかなど、事前にしっかりと計画を立てることが必要です。また、顧客のプライバシーを尊重し、必要な許可を得ることも忘れてはなりません。

最後に、タイムラプス撮影に限らず、動画はあくまで一つのツールであり、それだけで信頼関係が構築できるわけではありません。信頼関係の構築には、高品質なサービス、良好なコミュニケーション、約束の守り方など、他の多くの要素が関与します。

あと、以前もブログで書きましたが、まずは映像でも何でも、「軸」となる自社&自分メディアを持つことですね。

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