なぜ家を建てるのか、理由を話せますか?

家を建てる(買う)いうことには、建てる(買う)だけの「理由」が、必ずありますよね。理由もなしに、多額のローンを組んで、お金を出すなんてことは絶対にありません。

家に限らず、「買うのに十分な理由」があるときにだけ、どんな人もお金を払って商品を買っていきます。

なぜ家を建てるのか、理由を話せますか?

1位 賃貸では家賃がもったいないと思った(57.8%)
2位 家が狭くなった(27.1%)
3位 子どもができる(できた) (18.1%)
4位 もっと便利な場所に住みたくなった(16.3%)
5位 金利や相場が買い時だと思った (15.3%)
6位 結婚する(した) (12.9%)
7位 社宅・寮を出る/転勤・転職する (11.0%)
8位 もっと教育環境が良い場所に住みたくなった (9.1%)
9位 魅力的な物件の広告を見かけた (7.3%)

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こういったアンケートを見てもわかるように、「理由」ってすごく大事です。そして、見込み客にその「理由」を納得してもらうことが必要になってきます。

目次

工務店がお客さんに納得してもらうために、必ず押さえるべき3つの理由とは?

どんな行動にも共通しているは「理由」です。

きっとこの記事を読んでいることも理由があるでしょうし、今日しなければならないことにも、きっと理由があるはずです。

仕事だけでなく、もちろん、家を建てることにも「理由」が、必ずあります。理由もなしに、多額のローンを組んで、お金を出すなんてことは絶対にありません。住宅の場合、高額であるがゆえ、他の商品以上に納得しないと、ことは進められませんよね。

納得してことを進めるにも、「理由」は大きく影響してきます。

もし、最後の最後で押しが弱いと感じているのなら、この3つの理由に力を入れてみるといいですよ。

1.Why me?

なぜ、私が家を建てる(買う)べきなのか?

いくらいい土地でも、いくらいい住宅でも、「自分には関係ない」と思われてしまえば、その魅力をどれだけプレゼンしても売れません。

だから、見込み客が「自分にはこの家が必要だ」と納得する理由が必要になります。

2.Why you?

なぜ、あなたに家を建ててもらうべきなのか?

同じ商圏内に、似たような住宅は、他にもありますし、それをつくることができる工務店や設計事務所は、他にいることが大半です。そんな中でも、見込み客が、

「自分はこの会社に家を建ててもらうべきだ」と納得する理由が必要になります。

3.Why now?

なぜ今、家を建てるべきなのか?

上記のMeやYouの理由を納得し、「欲しい」「建てたい」という感情になったとしても、「他の展示場も見てから」「今、仕事で忙しいから、それが終わってから」建てようと思われてしまえば、相手のペースになり、売り込みは失敗です。

だから、見込み客が「自分は今、家を建てるべきだ」と納得する理由が必要になります。

このNowにおいては、住宅の場合、「子どもが小学校上がるまでに」など、家庭の状況に左右されやすい部分でもあります。だから、そこを乗り切るには、それ以上の理由が必要ってことですね。消費税の増税もこれに当たります。

以上の3つが住宅において、必ず押さえるべき理由だと感じています。最後の最後で押しが弱いと感じているのなら、理由に力を入れてみましょう!

理由なき家づくりが失敗しやすい理由

家づくりは、単なる建物を建てる作業ではありません。それは夢や願い、未来の生活のスタイルを形にするプロジェクトです。だからこそ、工務店がお客さんに対して、「なぜ家を建てるのか?」という「理由」を明確にする必要があるのです。以下、理由が不足している場合に失敗しやすい理由をいくつか挙げます。

  1. 目的の不明確化: 家づくりにおける目的が不明確であれば、プロジェクト全体の方向性が失われます。お客様のニーズや要望が明確でないと、最終的な成果物が期待値に合わない可能性が高まります。
  2. コミュニケーションの障壁: 「なぜこの家を建てるのか?」という基本的な問いに対する答えがないと、お客様とのコミュニケーションが困難になります。共通の目標がないと、お互いの理解が深まらず、プロジェクトが混乱することがあります。
  3. 予算の管理困難: 明確な理由や目標がないと、予算の管理も困難になります。何のためにどれだけの費用をかけるのかが不明確であれば、コストのコントロールが効かず、予算オーバーに陥ることが多くなります。
  4. 期限の遵守困難: 「なぜ今建てるのか?」というタイミングの理由がないと、プロジェクトのスケジュール管理も曖昧になりがちです。結果として、納期遅延が発生し、お客様の信頼を失うことにつながります。
  5. お客様の満足度低下: 最終的に、理由なき家づくりはお客様の満足度を下げる可能性があります。期待と現実のギャップが生じると、お客様の不満が高まり、口コミや評判にも悪影響を及ぼすことがあります。

まとめ

家づくりにおいて「理由」は、プロジェクトの成功への鍵となります。工務店経営者としては、お客様と共に明確な理由を見つけ、それを基盤にプロジェクトを進めることが求められます。理由を共有し、目標に向かって一丸となることで、成功への道が開かれるのです。

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