イメージよりも根本的な中身を変えなきゃダメ!工務店で働きたくない人が多い理由

人手不足に悩む建設業界をかっこよくPRしたいとのことから、ドラマ風映像「テッペンからの景色~職人、3650日のキセキ~」(菊池建設)がYOUTUBEで配信されています。

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テッペンからの景色~職人、3650日のキセキ~

『テッペンからの景色~職人、3650日のキセキ~』(製作:菊池建設(西東京市)/出演:本川迅 神田莉緒香/制作:株式会社NKL)
【続編】『テッペンからの景色Ⅱ〜未来の街を灯す〜』(製作:菊池建設株式会社/出演:松本祐一 千葉夏実(P.IDL)/劇中歌:P.IDL)
[就活ドラマ] 『テッペンからの景色Ⅲ〜ゼネジョの流儀〜』(出演:菅沼美咲 伊原夏菜 GAKU(FEST VAINQUEUR) 野沢大悟 眞田將司/主題歌:まじ娘「きっと忘れない」)
【就活ドラマ】『ザ・ベンチャーコンストラクター』〜テッペンからの景色Ⅳ〜(主題歌:May J.「Glory Wave」)
【未来の笑顔のために】テッペンからの景色Ⅴ 〜私の、初プレ。〜(オリジナルソング:「Smile of Future」)

目的は、不足が深刻な建築系職人の成り手を増やすため、就職活動をする10代、20代になじみやすいドラマ仕立ての映像作品を作り、動画サイトで公開。建設業界のイメージを刷新していくのが狙いのようです。制作元の菊池建設のプロモーションとは全く別物で、業界全体を盛り上げるため、全国の建設業界の職人さんにフォーカスを当てた作品にしたとのこと。

ストーリーは、職人として生きる主人公の青年が独立するまでをドラマ仕立てで爽やかに描いており、本編中には同社が手掛ける実際の現場や職人が働く様子が随所に登場してきます。

イメージよりも根本的な中身を変えなきゃダメ!工務店で働きたくない人が多い理由

「きつい、辛いというイメージの建設業界だけど、実際はかっこいい職人が多いよ。」というPRで、若い人たちに『かっこいい職人を目指したい』と思ってもらえるようにしていきたいようですが・・・

動画の件、2ちゃんねるでは、こんな声も。

あからさまにホワイトカラーの印象悪く描いててわろたwwww
夏は灼熱、冬は極寒、周りはDQNだらけのドカタの現実をねつ造無しにドラマ化しろよwwwww

大学全入の時代で大卒はホワイトカラーの仕事がしたいんじゃね?

下請けとか孫請けとか言われてる時点で無理だろ
解決策は最低2万円以上の日当だな
それでも社会保険とか年金とか引かれたら大した金にはならんけど
若い会社員はそれより安いから食いつくやつはいるよ

建設業界は高齢化してて
昔気質のジジイはほんと怖い&厳しいぞ。
鬼みたいな社長にボコボコにされて
逃げたこともあったな。

建設業は低学歴が多くてDQN多めなのがなー
社会のゴミ処理場的な要素が強いきがする

若い子すぐやめちゃうから
DQNばっかりというより、荒くれたおっさんが多いだけだよ
仕事きついから夜遊び出来なくて、新年会や忘年会の2次会で
風俗いくことだけを楽しみにしてる、荒くれててもつつましい感じだ

賃金を増やすのは個々で事情あるだろうから
簡単には出来ないだろうけど、
職場環境の改善ならすぐに出来るだろうから
そっちを優先した方がいいかもね?

イメージは確かに大事だし取り組み自体は間違いではないが、肝心のを変えなきゃ全く意味がないだろ
募集よりも何故新人が来ないかを考えろよ

きつい、辛いではなくカッコイイ
意味わからん
きつくなく、辛くなければ人集まるだろ

なぜ人手が足りなくなったのか?

この根本的な中身を変えない限り、イメージ戦略だけで求人は難しいです。「きつい、辛い」だと、入っても大半は辞めていきます。

これは、工務店の求人でも同じことが言えますし、求人に限らず、住宅の集客でも一緒です。

デザイン性の高い建物、高性能、低価格など、イメージ戦略だけ先行して、中身がない部分はありませんか?カッコイイ建物なのに、営業マンがダサかったとか。性能をうたっているのに、その知識が乏しいとか。

大半の戦略はイメージ先行がほとんどですが、中身とのバランスも大事になってきますね。

工務店で働きたくない人が多い理由

工務店や建設業界全体には、外部から見ると「きつい」「辛い」というイメージが強く存在しています。しかし、このイメージの背後には、多くの具体的な理由が隠れています。工務店経営者として、これらの理由を深く理解し、それぞれの問題点に対する解決策を模索することが必要だとは思いますが・・・

  • 体力的な負担:建設業界は体力を要する仕事が多い。重い材料の運搬や長時間の作業は、特に若い世代にとっては大きな負担となることがあります。
  • 古い体質の職場文化:昔ながらの上下関係や、古い体質の職場文化は、新しい価値観を持つ若者にとっては受け入れがたいことがあります。
  • 賃金の問題:他の業界と比較して、工務店の賃金が低いと感じる人も少なくありません。特に都市部では、生活費とのバランスを取るのが難しいことがあります。
  • キャリアパスの不明瞭さ:長期的なキャリアビジョンが見えにくい、または提供されていないことが、若者の不安を煽る要因となっています。
  • 安全面の懸念:建設現場は危険が伴うことが多い。安全対策が十分でない場合、働く意欲を失う要因となります。

などの問題に対して、効率的な機械やツールの導入、作業の効率化、積極的なコミュニケーションの推進、研修や教育を通じて新しい職場文化の醸成、賃金の見直し、成果に応じたインセンティブ制度、明確なキャリアパスの提示、継続的なスキルアップの機会提供、安全教育の徹底、最新の安全機器の導入などの解決策や対応策はあるでしょうが、まぁ、いち工務店には変えられない流れでしょうね。

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