まずは、このCMをご覧ください。
サッカーをしたり、公園で遊んだり、楽しそうに遊ぶ、仲の良い二人の少年。家に帰って、オレンジジュースを飲み、TVを観ていると一人の少年が寝てしまったため、もう一人の少年は、彼を抱きかかえて寝かしつけます。すると・・・。

ぜひ2回は見て欲しいCMです。オチを知ってからもう一度CMを見ると、映像の道中に二人の関係性が細かく描写されていることがよくわかります。
結局のところ、何だっていい
このCM、オレンジジュースのことはほとんど伝えていません。このCMは、「こういった暮らしの中に、オレンジジュースはいかが?」というニュアンスですよね。
また、このCMは、オレンジジュースでなければ成り立たないCMでもないです。ちょっと演出変えれば、住宅だって成り立つのではないでしょうか。
結局のところ、大半の物は、望んでいる暮らしを叶えるための”道具”にしかすぎないのです。オレンジジュースも住宅も金額や役割は違えど、「暮らしの道具」という点では一緒です。
「断熱材は〇〇〇〇です。」「自然素材を使っています。」「耐震等級3です。」ではなく、そこから、「だから、●●●●を手に入れることができる。」という表現まで持っていかないと、響く広告にはなりませんね。
使う素材が何ではなく、そこから何を得られるのか?を求めているのです。
そこが具体的であればあるほど、イメージしやすくなりますよ。
それにしても海外のCMって、言葉なくても意味がわかる映像が多いですよね。
[…] 以前、オレンジジュースのCMのことを取り上げて書きましたが、 […]