住宅の広告や集客で忘れてしまいがちなこと

少し前のことですが、とある動物園に行ってきた時のことです。ここの動物園のお目当ては、ホワイトタイガー。

「せっかくの休みだし、元気な動物を見て楽しもう!」というたくさんの人が見守る中、ホワイトタイガーはのんびりとして、なかなかこっちを向いてくれないのです(笑)

住宅の広告や集客で忘れてしまいがちなこと

こちらの楽しもうって思いは、このホワイトタイガーたちにとって、まったく関係がないですよね。ホワイトタイガーだけじゃなく、おそらく動物の半分ぐらいはのんびりしてましたよ(笑)

とはいえ、このホワイトタイガーたちも、ずっと寝てたり、のんびりしているわけではありません。じゃれあったり、元気に動きまわったり、エサを食べたりしています。

住宅の広告や集客で忘れてしまいがちなこと

すごい当たり前のことなんですが、本来なら、元気に動き回っているホワイトタイガーを見たいなら、そのタイミングで見に行けばよかったわけです。

休日だから、という見る側のタイミングではなく、ホワイトタイガーのタイミングに合わせれば、簡単に元気な姿を見ることができます。

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お客さんが欲しいタイミングに売るのが鉄則

ホワイトタイガーが元気に動いている時に見に行けばいいだけなのに、ホワイトタイガー都合で考えずに、自分都合になってしまうんですよね。

ビジネスの場合は、お客さんが欲しくないタイミングに無理やり売りつけると、機嫌を悪くし、結局売れなくなります。やはり、お客さんが欲しいタイミングに売るのが鉄則です。

集客もいっしょで、動物園が休日や大型連休などにお客さんを集めやすいように、住宅の場合も、「この時期!」って時がありますよね。そこタイミングに集中して、チラシなどの広告を出すのが鉄板です。

「家を建てる」ことは、全ての出来事の中でも最優先にはされにくいので、集めにくいタイミングに広告を出しても、反応がないってのはあります。広告の出来栄えも大事ですが、そのタイミングも同じくらい重要ですね。

注文住宅における「お客さんが欲しいタイミング」とは?

では、注文住宅の業界における「お客さんが欲しいタイミング」とは具体的にどのようなものでしょうか?

まず、注文住宅の購入者は、一般的に大きなライフイベントを経験しています。これは、結婚、出産、昇進、退職など、人生の大きな節目となる出来事です。これらの出来事は、新しい住まいを求める動機となります。したがって、これらのライフイベントが近づいている人々をターゲットにすることは、注文住宅のビジネスにおいて非常に重要です。

特に、20代後半から30代にかけては、結婚や子育てといった新たなライフステージを迎える人が多く、新しい家へのニーズが高まります。また、この年齢層はキャリアを積み重ね、経済的な安定感を得始める時期でもあります。これらの要素が組み合わさることで、注文住宅への関心が高まる「お客さんが欲しいタイミング」が生まれます。また、購入者が経済的に安定した時期、例えば安定した職に就いている中年層や、キャリアのピークを迎えている40代から50代も、「お客さんが欲しいタイミング」になります。

さらに、注文住宅の購入は、時間とエネルギーを必要とするプロジェクトです。したがって、購入者が新しい家を計画し、設計し、建設するための時間とエネルギーを持っている時期も、「お客さんが欲しいタイミング」になります。

最後に、季節も重要な要素です。一般的に、春と秋は新しい家を探す人々にとって最も好ましい時期とされています。これは、天候が穏やかで、移動や見学が容易だからです。したがって、これらの季節に広告活動を強化することは、成功のための良い戦略となります。

これらの要素を考慮に入れて、「お客さんが欲しいタイミング」を見極めることが、注文住宅のビジネスにおける成功への道しるべとなります。お客さんが欲しいタイミングに合わせて、適切なマーケティング戦略を展開しましょう。

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