日本独自の「使い捨て」住宅路線を極めていく!?

『日本の家は何故「使い捨て」か?』ってことで、twitter上でこんな感じで話題になっていたようです。

「使い捨て」はちょっと言い過ぎですが、上記の中にもあるように、日本の不動産は土地が全てであって、家に価値はないですよね。

一昔前の成長時代は、「家は資産になる」なんて謳い文句もありましたが、日本ではどんな性能の高い住宅を建てたところで、客観的な不動産価値としては新築後から下がる一方です。およそ22年でゼロですよね。

だから、自分で好き勝手して「自分にとっての価値」を高めたほうが、よっぽど幸せなのかもしれません。

 

スクラップアンドビルドはダメだ!みたいな風潮から、200年住宅や長期優良住宅など、長寿命な住宅を求める傾向が出てきてましたが、東日本大震災の影響で「家にそこまでお金かけなくてもいいのでは?」という考えも広まってきたり…お金かけて建てた家が一瞬で流されたり、放射能で住めなくなったりしてるわけですから…

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さらに、改訂ばかりの耐震性基準。

1950年・1971年・1981年・2000年と、大きな地震があるたびに、耐震性基準の改訂が繰り返されています。新しい基準が設けられると、それまで過去に建てられた家が「危険・ダメだ」みたいな風潮が流れます。これは、断熱性能にも言えることです。そして、価値を失い、壊され、最新の性能を持った家に建てかえられます。

そこに拍車を掛けるのが、ハウスメーカーです。ハウスメーカーは耐震技術の高さを売りに宣伝してきますから、地震への安心を売っている反面、地震の恐ろしさを植え付けていることになります。その結果、たとえ耐震性能に問題がない建物であったとしても、「この建物は危険なのでは?」という感情が生まれてきます。断熱性能も同じですね。

 

家の使い方を知らない悪循環

現代の日本人は、手入れも含めて、家の使い方を知りません。というより、誰も教えてくれないので、覚えようがないといったところでしょうか。本来、建てた住宅会社が導くべきなのでしょうが、経済成長時代の「建てて・売って・逃げる」という、施主と向き合ってこなかった住宅会社の悪い部分が残っていますよね。

 

新築後⇒資産価値は上がらない⇒家の手入れをしない⇒短期間でダメになる⇒取り壊す

といった悪循環はどこかで断ち切りたいですね。そのため、今、中古住宅の流通部分が少しづつは良くなってきますが、まだまだ時間がかかりそうです。

 

日本独自の「使い捨て」住宅路線を極めてみる

反対に、いっそのこと、日本独自の「使い捨て」住宅路線を極めていくのもありなのかもしれませんね。日本はそちらの方が、ノウハウをいっぱい持ってそうですし。従来の使い捨てに、「低価格」「品質」「エコ」などが加わるなら、その路線もありなのでは?

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。