日本では住宅おいて、プレハブという言葉はあまり聞かなくなりましたが、海外では、一世紀も前から存在する建築工法なんですね。
住宅の部品の大部分を工場で組み立て、目的地へと出荷する。というこのプレハブ工法は、海外では建築やデザイン業界で結構熱いようですね。ドイツの出版社からは、プレハブ住宅の歴史を振り返る大判本が発売されるようです。
世界のプレハブ住宅が、情報サイトGizmodeで取り上げられていましたので、日本のプレハブ住宅と、簡単に比較してみました。
Kupferhaus(1929)

Techbuilt House(1956)

Maison “Bulle” a Six Coques(1964)

Futuro(1968)

Kunsthoffhaus FG2000(1970)

Easy Domes(1992)

WeeHouse(2003)

Livinghome RK1(2006)

The Loftcube(2007)

歴史上のスタイリッシュなプレハブ住宅9選 gizmodo.jp
Adam Clark Estes – Gizmodo US[原文]
日本のプレハブ住宅も負けていない!
上記の海外のプレハブ住宅も良いですが、日本のプレハブ住宅も負けてないと思います。
おすすめ本「箱の産業」に出てくるプレハブ住宅を取り上げてみますね。

『箱の産業―プレハブ住宅技術者たちの証言』
大和ハウス ミゼットハウス(1959)

ミゼットハウス
画像:大和ハウス
大和ハウス ダイワハウスA型(1962)

ダイワハウスA型
画像:大和ハウス
積水ハウス 積水ハウスA型(1960)

積水ハウスA型
画像:昭和毎日
積水ハウス 積水ハウスB型(1961)

積水ハウスB型
パナホーム 松下1号型(1961)

松下1号型
画像:パナホーム
ミサワホーム ミサワホームフリーサイズ(1963)

ミサワホームフリーサイズ
画像:ミサワホーム
ヘーベルハウス ヘーベルハウスD・Eシリーズ(1972)

ヘーベルハウスD・Eシリーズ
画像:ヘーベルハウス
積水化学工業 セキスイハイムM1(1971)

セキスイハイムM1
画像:積水ハイム
トヨタホーム トヨタホームJA型(1977)

トヨタホームJA型
画像:トヨタホーム
意匠の海外、性能の日本
近年の日本のプレハブ住宅は割愛しますが、時代が経つにつれて、日本は機能・性能を求め、海外は意匠性を求めている傾向がありますね。デザインは圧倒的に海外の方がいいです。
日本のプレハブ住宅で個人的に好きなのは、これです。台風で屋根が吹っ飛んだという、
ミサワホーム ホームコア(1969)

ホームコア
画像:ミサワホーム
海外では、低コストで環境にも優しい上、輸送も簡単で、家ごと新しい土地に引っ越せて便利なため、人気が高いようです。
新たなプレハブ住宅が21世紀の住まいのヒントになるかもしれませんね。