2020年になくなる工務店や設計事務所の仕事

週刊現代に興味深い記事が出ていました。2020年にはなくなるであろう仕事がピックアップされています。

知ってましたか これが2020年のニッポンだ - わずか7年後、この国はこんなに変わる あなたの会社は消えているかもしれない「生き残る会社」と「なくなる仕事」教えます。(週刊現代)

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上から順番に

  • 電車の運転士、車掌
  • レジ係
  • 通訳、速記、ワープロ入力
  • プログラマー
  • 新聞配達員
  • 郵便配達員
  • レンタルビデオ
  • ガソリンスタンド
  • 高速道路の料金徴収業務
  • 卸売業者
  • 小規模農家、兼業農家
  • 大手電力会社
  • 自然エネルギー関連
  • 参議院議員
  • 専業主婦
  • 日本の取締役
  • 中間管理職
  • 受付、案内業務
  • 一般業務、秘書
  • オペレーター、コールセンター
  • 訪問型営業
  • 金型職人
  • 倉庫作業員、工場労働者
  • コピー、FAX、プリンター関連
  • 証券、不動産ブローカー
  • ヘッジファンドマネージャー
  • 証券アナリスト、FP(ファイナンシャルプランナー)
  • 生保レディ
  • 教員
  • 交番の警察官

上記はあくまで予想なので、なんとも言えませんが、仕事がなくなってきている職業もありますし、かなり納得できる理由の職業もあります。

 では、「なくなる仕事」のほうはどうか。確実にいえるのは、ロボットや機械がわれわれの仕事を奪う時代に突入するということだ。

「たとえば、工場での単純作業者は高級ロボットや高度な製造装置に置き換わり、無人工場も出てくる。秘書や電話を取り次ぐオペレーターの仕事も、情報機器やクラウドコンピューターが取って代わる。会議、報告書の作成の手配などしかできないホワイトカラーの中間管理職にしても同じこと。人間しかできない新しい発想や価値を生む以外の仕事は、ロボット・機械に奪われる可能性があると考えたほうがいい」(前出・出川氏)

オフィスで隣に座っていた同僚がある日突然いなくなり、代わりにロボットが座っている—そんな薄ら寒い光景が、現実になる日が近づいている。ベンチャーキャピタリストの古我知史氏も言う。

「100円ショップで手に入るメモリーデバイス(記憶装置)の中に、高校までのすべての科目の詳細な知識が軽く保存できるようになる。簡単な検索でそうした情報が誰でも手に入る時代に、知識と情報だけを伝える教員は不要になる。

 交番の警察官の仕事も、機械が代替できる。世の中にくまなく監視カメラやセンサー装置が配置され、あらゆる現象がモニター(監視)され、日常的に記録される。犯罪や交通事故などがそのまま捕捉され、記録をもとに犯人や当事者が簡単に特定されるようになる」

スーパーに行けばレジ係の代わりに自動会計装置が置かれ、電車に乗れば自動運転なので運転士はおらず、出張先の海外では通訳の代わりに自動翻訳機が活躍、会社に戻ればあいかわらず隣にロボット……。機械やロボットはこれでもかとばかりにわれわれの仕事を侵食していくのだ。

単純な作業だけでなく、ただの詰め込んだ知識・情報でさえ、ロボットや機械に変わるという予想です。

住宅業界のなくなる仕事とは?

「家を建てる人はいなくならないから、住宅の仕事はなくならない」なんて、よく言われていましたが、相変わらず倒産している工務店は後を経ちません。

勝手に極端な予想をすると、倒産や吸収・合併などで、サッカーチームや球団のように少数に絞られるか、もしくは、副業も行う年間5~10棟未満の少数精鋭部隊が増える、設計だけでなく施工も行う設計事務所も増えるのでは?と捉えています。

個人的には、後者の方になってほしい気がしますね。

これまで年間100棟以上建てている会社が、維持するのに苦しくなり、事業縮小したいと考えているという話も聞いたりしますし、これからの若い世代に対しては、後者の方が合っている気がします。つみき設計施工社とか、いえつくとか、そのようなスタイルをとっているところが、少しづつ増えてきてます。

また、1社1業種にこだわらず、関連した事業を複数展開していくことが、家づくりにも活きてきます。

ただ、このようなレベルの高い少数精鋭部隊をつくるには、経営・営業・設計・施工・マーケティング全てにおいて、高いレベルが求められますよね。住宅の仕事をよくよくみて見てると、非効率に無駄な仕事が多かったりします。また、専門性が高いゆえ、自分以外の仕事に目を向けない狭い視野になりがちです。

効率よくシステム化できる部分と、機械化できない感性を活かす部分とを、上手く組み合わせることが大事ですし、一人ひとりが専門的知識を持ちつつも、幅を少しづつ広げていかなければ、少数精鋭部隊が成り立つレベルには達しそうもありません。

住宅業界においては、今の50代、60代が一線を退いた時、かなり大きな変化があるのではと感じています。

 

 

 

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    井内智哉

    設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。