参考にしたい!「北欧、暮らしの道具店」のメディア化戦略

北欧系の雑貨販売で有名な「北欧、暮らしの道具店」より、書籍が出版されています。

”「北欧、暮らしの道具店」の心地いいすっきり暮らし”

スタッフ宅のインテリアや、玄関、クローゼットでの収納、家事のちょっとしたアイデアなどの暮らしのアイデアがたくさんつまった本とのこと。ここの雑貨は、センスもよく、非常に人気が高いため、ぜひ参考にしてみてください。

参考にしたい!「北欧、暮らしの道具店」のメディア化戦略

「北欧、暮らしの道具店」の心地いいすっきり暮らし

◆ 本のもくじ ◆
P14-33: PART1. すっきり暮らすための習慣&決めごと
P34-93: PART2. スタッフのすっきり暮らしを拝見
P94-109: PART3. すっきり暮らしに欠かせない家事アイデア
P110-125: PART4. すっきりをキープするための暮らしの”わくわく感”

こちらのサイトより購入と少し中身もご覧いただけます。

 

「北欧、暮らしの道具店」のメディア化戦略がすごくいい!

「北欧、暮らしの道具店」の商品は、1品1品に個性があり、それなりにいい値段するので、衝動的に買うというよりは、「この商品がいい」と思って情熱が高まらない限り、購入に結びつくことはないとのこと。

初期の頃は、楽天市場に出店していて、そこで売上を上げるのですが、そういった顧客背景から、楽天市場での出店に違和感を感じ、撤退し、自社サイトにチカラを入れることになります。

この自社サイトへの取り組み方が、工務店のホームページにも非常に参考になりますので、参考になりそうな部分を取り上げてみました。

 

写真のセンスがいい

参考にしたい!「北欧、暮らしの道具店」のメディア化戦略

写真そのもののセンスもいいですし、構図も使用シーンをイメージさせてくれるので、「この商品があったら、毎日の生活が楽しくなりそう♪」という気持ちを喚起させてくれます。

これらの写真はスタッフが撮っているようです。センスがいいですね。

 

文章から販売者の想いが伝わってくる

参考にしたい!「北欧、暮らしの道具店」のメディア化戦略

文章が上手いとか下手とかではなく、どの商品ページを読んでも、書き手の“想い”が伝わってきます。それだけ、商品に対して”情熱”があるんですね。

 

充実している特集コーナー

同店で扱う北欧雑貨の場合、平均客単価は1万円前後するため、ふらっと訪れ、「つい、買ってしまった」という商品ではありません。さらに、頻繁にリピートするタイプの商品でもないのです。

だから、まずは北欧関連の様々な特集を設け、「読むために、たびたび訪れる」しくみを作り、お客様との永続的な関係を結ぶ必要を作っています。

参考にしたい!「北欧、暮らしの道具店」のメディア化戦略

様々なテーマの特集コーナー

いつか購入する気になった時に、いかにそばにいる存在であるかどうかを、つくりあげているのです。

 

私の視点”の使い方が上手い

本来なら、『あなたのライフスタイルがこう変わりますよ』と、相手にとってのメリットを述べることがほとんどですが、

「北欧、暮らしの道具店」では『私だったら、こう使う』『私だったら、こう楽しむ』という視点で文章を書いており、それが、初めて人の気持ちを動かし、読んでもらった人に『ライフスタイルは、こんなふうに変わるかも?』と思わせる流れをつくっています。

自慢ではなく、自分が使った時の感動を表現しているのです。

 

全社員の編集スキルが一定以上のレベル

企画・写真撮影・編集・サイトへのアップなど、商品の宣伝において、全員ができる体制を整えています。企画を立てるのがうまい人、文章がうまい人などそれぞれ得意分野はあるにせよ、全員のスキルが一定以上のレベルに達しています。

全員が情報発信力を持っていることは、商品が良いだけに、かなりの強みになります。また、社員の誰かがいなくなったら成り立たない状態を作らせないようにしているのもスゴイですね。

 

北欧雑貨に対する世界観が一致している

全員の北欧雑貨に対する世界観が一致しているため、誰が特集を担当しても全体として統一感がでてきます。

”らしさ”を出すためには、世界観の一致や皆でつくり上げる一体感は欠かせませんね。否定派はいないってことですね(笑)

 

以上となりますが、掘り起こせばまだまだ秘訣はでてきそうです。

 

これからの時代、”ウソ”と”見せかけ”は通用しない!

同店の経営者であり、プロデューサーでもある青木耕平氏はこう話しています。

“ウソがないから”に尽きると思っています。うちは、オープン当初から、文章も写真も、全部社内のスタッフだけで手がけているんです。文章のレベルはプロの書き手には劣るでしょうし、プロのカメラマンが狙ったようなアングルの写真は撮れません。でも、スタッフは全員、北欧雑貨の大ファンです。ファンだから分かる、見える視点がある。そこに“ウソ”はないから、訴えかける力が生まれるのだと思います」

「『北欧のライフスタイルって良いよね』って言う会社の社員が、コンビニ弁当をかじりながら殺風景な事務机に座って深夜残業したら、それこそ“ウソ”ですよね。仕事のあらゆるシーンに北欧が根づいていれば、『北欧の雑貨は良い!』と全社員が本気で言えると思うんです」

“ウソがない”からできる、強いコンテンツ

 メディアとして成長していこうとするなら、そして僕たちのように小さな会社がそれを志すとしたら、組織のありかた、人材の採用のしかた、意思決定システムのありかたなど、会社全体がメディア企業そのものになっていくことが求められると考えて、僕たちはすべてを変化させてきました。

お店としての組織、お店の運営に向いた人材で構成されたチーム、お店としての意思決定システム、お店としての費用構造のまま見かけだけメディア化しても、それを持続するのは極めて困難な試みになるでしょう。 要するに、『これを売りたいからコンテンツをつくる』という発想では、ECサイトのメディア化はできないということです。

“売るものありき”のコンテンツ作りでは、メディア化はできない

これからのWEB戦略には、”ウソ”や”見せかけコンテンツ”は通用しない時代に入ってきていますね。また、“売るものありき”での家づくりでは、集客はできない!と言っているような気がします。

北欧、暮らしの道具店」サイトのメディア化戦略、参考にしてみてください。

 

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    井内智哉

    設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。