住宅業界でも起きているIT関連の落とし穴

首都圏コンピュータ技術者株式会社の創設25周年を記念して行われたフォーラムで、元ライブドアの堀江さんが「フリーランスと起業」をテーマに、講演を行い、その内容が興味深いです。

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「しばらくITの世界から離れていた僕が、ここ最近になって、この業界に戻ってきたのはなぜか。それは僕が思っていたほど、世の中のイノベーションが進んでいないからです。社会全体が古くさいシステムに囚われているのは、皆さんのようなエンジニアのせいでもあります」

「世界が変わらないのはエンジニアのせいでもある」堀江貴文氏がフリーエンジニアに向けて放つ5つの提言

 

堀江さんは講演の中でフリーエンジニアに向けて放つ5つの提言をしています。

  1. 客の言うことを鵜呑みにするな。エンジニアは自ら提案を
  2. カスタマイズするな。汎用的なソリューションを世界へ
  3. 「富豪プログラミング」に慣れるな。昔の技術が役に立つ
  4. これからはスマートフォンがカギになる
  5. 情報を手に入れろ。そして手に入れた情報を基に動け

 

 

住宅業界でも起きているIT関連の落とし穴

 

【1】【2】なんて、自分も経験があります。

WEB制作会社に頼んでも、技術的にできるのにやらない、言われたことしかやりません。WEB制作会社側も、業界のことを知らないから、そんなものはいらないと言えないんですよ。また、依頼者が無知だと知ると、手を省くため、できることもやりません。

そして、後々、自分たちの仕事を確保したいのか、やたらと中身のシステムを難しくしてきます。そうすると、ホント応用が利かないサイトになってしまいます。相手に使わせることを考えていなかったりします。

 

”【5】情報を手に入れろ。そして手に入れた情報を基に動け”なんて、非常に的を得ています。

「堀江さんは何でそんなに未来を読めるのか」とよく聞かれます。でも、それは情報収集しているからというだけです。人よりたくさんの情報を知っているということは、その情報を知らない人から見たら、未来が読める人。ただそれだけの話です。

僕が持っている情報は、基本的にスマホのニュースアプリやTwitterでフォローしている人から得たものばかりです。そして、これはすごい、社会にとっていいネタだと思ったら、すべてブログに書いてノウハウを公開している。だから、皆さんも同じ情報にアクセスできるんです。

情報を入手したら、そこから先は、知り得た情報を基に自ら動くことです。

「世界が変わらないのはエンジニアのせいでもある」堀江貴文氏がフリーエンジニアに向けて放つ5つの提言

社会にとっていいネタ、これってすごく大事ですよね。

特殊な業界であればあるほど、どうしても業界だけの情報になりがちやすく、その情報を社会と上手く結び付けないままになってしまいますね。ものづくりの業界に多い気がします。

でも、よくよく考えると、皆住んでいる以上、「住まい」っていろんなことに通じているわけで、それをいかに身近な情報として感じさせることは必要ですね。

「住」って、3大生活要素の一つなのに、衣や食に比べ、一般の方にはそのノウハウがない…これって、作り手の情報発信にも原因があると思いますよ。

 

 

世界を1人で変えられる時代が来ている

 

「人がメモを見返すことなんてほとんどないんです。やめるようなソリューションを作りませんか? 今までやり慣れた方法の方が便利なのは分かります。でも、そこに安住していて、いいんでしょうか。エンジニアの皆さんは、先頭に立ってイノベーションを起こす側の人間なんじゃないですか?」

「それは、プログラミングができることです。本来、プログラミングとは自転車に乗る程度のことですが、まだまだ多くの人は難しいことだと考えています。これはチャンスです。その上、フリーランスのエンジニアは時間を自由に使える点でも有利です。LINEができたのはちょうど3年前。たった3年で、世界で5億ダウンロードを突破しようというところまで来ている。これはすごいことです。世界を1人で変えられる時代がもう来ているんです。すぐに行動しない理由がありますか?」

「世界が変わらないのはエンジニアのせいでもある」堀江貴文氏がフリーエンジニアに向けて放つ5つの提言

 

住宅業界で考えても、プログラミングまで行かなくとも、自分でサイトやブログを立ち上げたり、運営できる技術は、最低限必要になってきます。

なぜなら、全体的にITに詳しい人が足りてないからです。いろんな業界が求めているから。そんな中、IT系に価値を感じていない住宅業界に良い人材が来るとはとても思えません。

 

こういった技術があると、チラシのデータをWEB上に載せたり、特別なキャンペーンサイトを作ったり、ネットの広告に出したり、ブログもただ記事があるだけでなく、関連記事なども同時に表示したりできるわけです。

 

ネットが全てではないけど、可能性が広がることは間違いないです。しかも、その可能性を自分で広げられるんだから、若い人ほど取り入れるべきですよね。

 

 

追伸

堀江さん、メインではないようですが、11月にこのセミナーで講演されるようです。

セミナーズフェスタ2014Autumn

セミナーズフェスタ2014Autumn

VIP70万円って…高額ですね。

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

【10月31日開催】基礎となる経営のシンプルな法則を知り、土台となる商品やサービスの質を高めませんか?

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。