洗脳よりも興味深い、X JAPANのデビュー当時の戦略

8月22日に放送されたTBS「中居正広のキンスマスペシャル」に、「X JAPAN」のToshlさんの12年間にも及ぶ“洗脳生活”の告白が放送されました。

『中居正広のキンスマスペシャル』は12年にわたる「地獄の洗脳生活」をToshl本人がスタジオで生激白!! 恐るべき洗脳の手口– 12年の洗脳生活のすべて– 地獄からの生還– 赤裸々に語られる衝撃の事実!!

toshl_cover〈Toshlコメント〉
「長年にわたり人を騙し続けることは、ある意味「人を殺害する」その行為以上に残虐ともいえる。人の心を操り、それをどこまでも繰り返すこと、それが「洗脳」という恐ろしさである。」

著書の冒頭に書き記したこの言葉の真の意味がリアルに伝わるような番組内容になっていると思います。ぜひ多くの方々に見て頂きたいメッセージがそこにあります。Toshl

 

テレビ放送後の、YOSHIKIさんのtwitterでは、Toshlさんやバンドをめぐる激動はオンエアされたもの以上だったことを示唆されています。

学生時代、ビジュアル系バンドが流行り始めた時代でもあったため、井内もX JAPANはよく聞いていました。この洗脳問題は当時結構話題となりました。あれだけトップクラスを走っていても、こういった事情からToshlさんは2010年に自己破産されています。

テレビ放送後、Toshlさんを洗脳したとされている男(MASAYA)のブログが炎上していると、ネットで話題になっていますね。出没地にアゴ事務所(二軍)、プロフ画像にhideさんの遺影をなぞっており、正直不愉快なブログです。

http://ameblo.jp/kuman-masayan/

http://ameblo.jp/kuman-masayan/

 

 

カルト教団の洗脳手法は、ビジネスにも応用されている!?

カルト系の宗教って不思議なのが、聡明かつ知的である人が簡単に操作されてるんですよね。しかも、洗脳されていることにいつまでも気付かないのです。さらには「自らすすんでその道を選んだのだ」と思い込んでいたりします。

こういったカルト教団の操作や洗脳のプロセスは、危険でありながらもシンプルで絶大な効果を生むため、結構ビジネスに応用されていたりします。

真相はいろいろあるでしょうから、洗脳話はここまでとして、実は、改めてX JAPANを振り返ると、デビュー当時の戦略が結構興味深いのです。

 

X JAPANはデビュー時をどう切り抜けたのか?

X JAPANと言えば、デビュー当初(当時はX)は、ライブ・ハウスでメンバーが暴れて火を吹いたり、シンバルにガソリンを注いで燃やすなどして数々のライブハウスから出入り禁止となったようです。また打ち上げでも喧嘩が絶えず、「関東三大粗大ゴミバンド」とバッシングされていた模様です。(wikipediaより)

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「いくら良い曲を作っていても聴いてもらえなければ意味が無い」という考えから「知名度が必要」と判断し、1986年、日本テレビ『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の「ヘビメタコーナー」に出演していたのです。

経緯は、YOSHIKIさん側からテレビ局にオファーを出して仕掛けたという話もあれば、「頭立ててたり派手な格好をしていたから、「変な奴がいる」という事で話が舞い込んできた」という事で出演依頼が来たという話もあるため、真相はわかりません。

天才・たけしの元気が出るテレビ!!

天才・たけしの元気が出るテレビ!!

当時は、YOSHIKIさんは、ゲイリー・ヨシキ。ToshIさんは、オジー・アキラと名乗っていました。

番組の中で、食堂の中でライブやったり、ドラムの早叩きで勝ち抜いたり、メタルを爆音で演奏して寝ているタレントを強制的に起こしたり、とかしてました。

このバラエティさから、昔からのメタラーからは煙たがられてたようですね。

当時、YOSHIKIさんは、プロモーションというほど、難しくは考えてなかったようですが、「これなら(お茶の間の)お母さんでも意味が分かるかな」などど考えてはいたようです。

その他には、当時デモテープの配布すら滅多に無かった時代にミュージック・ビデオを客に配布していったのです。他のバンドよりも違うプロモーションを積極的に行い、知名度を上げていったのです。

 

いくら良い曲を作っていても聴いてもらえなければ意味が無い

1980年代の20歳の若さでも、YOSHIKIさんはこのことをよく理解していたわけです。

ネットがなかった当時、テレビという巨大な情報インフラを使い、最初はネタ扱い、色モノ扱いでいいから、とにかく露出することを選んだわけです。そしてその後に、自分らのプロとしての実力をみせつければ、ブレイクできる。

この流れが、彼の戦略だったのかもしれません。

また、認知してもらうために、”わかりやすく、人と違う表現をする”ことを心掛けていたのかもしれません。

同じように、いい住宅をつくっていても、知ってもらえなければ意味が無いのです。わかりにくかったら意味が無いのです。

今やネットの普及で露出することは、手軽で簡単になりました。ホームページやブログ、SNSなどのネットでも、チラシ広告や見学会などのリアルでも、例えどういう手段であっても露出することは大事です。実力があっても、露出がなければ、食えずに消えていく確率のほうが高いのです。

良い設計をしてる、良い施工をしてる、良い住宅をつくっているという自負があるなら、必要なのは露出なのです。

あなたは何で、わかりやすく、露出をしますか?

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

【10月31日開催】選ばれる家づくりを実現しませんか?

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

 

工務店経営者にしか実行できない注文住宅10棟を超えるための最低条件(概要編)

2019年9月7日

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。