工務店は良い住宅を建てることと同じぐらい収益を出すことも大事

ものづくりの方たちが敬遠することと言えば、「稼ぐ」「収益を出す」ということ。お金の話が苦手で避けたり、「稼ぐこと」=「悪い」と捉えている方も少なくありません。

でも、良い住宅を建てることと同じぐらい収益を出すことも大事だと思っています。正しく稼げばいいんです。

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住宅業界は「値引いても売れればいい人」と「タイムイズマネーがわからない人」が多い

住宅業界には、二言目には「値引き」を持ち出す営業マンが結構いますし、その他には、お金を使わないよう仕向ける管理部などもいますね(笑)

昔、電車の路線違いで10円高くなった電車賃を、経理に問い詰められてた50歳近い社員がいました。電車に乗った社員とすれば、目的地に近い降り口ということでその線を使ったという理由ですが、たかが10円の違いで30歳手前の経理の女性にボロクソ問い詰められてましたの思い出しました・・・タイムイズマネーなのにね。

工務店は良い住宅を建てることと同じぐらい収益を出すことも大事

こういう人達を目にしてから、「管理部とかクソったれ」だなと思っているわけです(笑)言葉を慎むなら、「稼ぐ意識のない人」は会社には不要だと思っています。

先日、元ライブドアの堀江さんが、「すべての部署が収益を出そうとすることで、仕事への意識が高まる」と言ってたのを載せておきます。

「堀江貴文のQ&A vol.377~社内で稼ぐ!?~」

「すべての部署が収益を出そうとすることで、仕事への意識が高まるから」だそうです。
会社組織は、必ずしもすべての部署がノルマを追いかけなければならないわけではありません。とはいえ、発破をかけないとダレるのが人間というもの。少し前には、用途が決まっていない情報を管理する役所の仕事が、大変ずさんになっているという事件もありました。常に目標を掲げておくことで、1人1人がより良い方法を考えるようになるのかもしれませんね。

「経理部だって利益を生める!?」—ホリエモンがライブドア時代に行った、社員の気を引き締めるワザ

まずは、良い物を作ることと同じぐらい収益を出すことも意識すると、住宅業界ももっと良くなると思っています。

小さな工務店ほど、良い住宅を建てることと同じぐらい収益を出すことも大事な理由

1. 資金の流動性を保つ

小さな工務店では、資金の流動性が非常に重要です。良い住宅を建てるためには、高品質な材料や技術力の高い職人や専門家の手を借りることが必要です。これには資金が必要です。収益をしっかりと出すことで、より良いサービスを提供するための資金を確保できます。資金の流動性が確保されると、緊急時にも柔軟に対応でき、お客様に安心感を提供できます。

2. 信頼とブランド力の向上

収益を出すことは、お客様からの信頼を得る一つの方法です。安定した収益があれば、それはお客様にとっても安心感を与えます。信頼が高まれば、口コミやリピートにつながり、結果的にはブランド力が向上します。信頼とブランド力が高まると、長期的に安定した収益を確保できる可能性が高まります。

3. 社員のモチベーションと成長

収益が安定していると、社員一人ひとりが安心して働けます。また、収益を出すためには効率的な働き方や新しいスキルが求められます。これが社員の成長につながり、モチベーションも高まります。社員が成長することで、企業全体の生産性も向上し、さらなる収益増加につながる可能性があります。

4. 継続的なイノベーション

収益を出すことで、新しい技術や手法に投資する余裕が生まれます。これが継続的なイノベーションを生む土壌となり、最終的にはより良い住宅を提供することができます。イノベーションによって、企業は競争力を保ち、市場での優位性を確立できます。

5. 地域社会への貢献

収益が安定している企業は、地域社会に対しても貢献しやすいです。例えば、地域のイベントにスポンサーとなる、または地域の人々に安全で快適な住宅を提供するなど、多くの方法で貢献できます。地域社会への貢献は、企業の社会的評価を高め、結果的には収益にも寄与する可能性があります。

6. 長期的なビジョンの実現

良い住宅を建てるだけでなく、収益を出すことで長期的なビジョンに投資できます。未来の展望を持つことは、企業が持続可能な成長を遂げるために不可欠です。長期的なビジョンを持つことで、企業は戦略的な計画を立てやすく、その実現に向けて努力できます。


要するに、収益を出すことと良い住宅を建てることは、一見別々の目標かもしれませんが、実は密接に関連しています。収益をしっかりと出すことで、より良い住宅を建て、より多くの人々に貢献できるのです。このように、小さな工務店でも収益をしっかりと管理することが、多方面での成功につながるのです。

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