家を印刷する時代は確実に近づいていますね。
簡単な模型から自動車まで、設計データさえあれば、紙を印刷するかのように立体物を生み出せる3Dプリンター。モノづくりの現場を一変させる可能性を秘めたこの技術が、欧州でも盛り上がりを見せている。
その1つが、オランダのアムステルダムで今年4月から建設が始まった「3D Print Canal House」だ。オランダの伝統的な住宅様式である「カナルハウス」を3Dプリンターを使って蘇らせるというプロジェクトである。

巨大な3Dプリンター

3Dプリンターで印刷された部品群
部屋ごと別々のプロジェクトなのが興味深い。

13の部屋が各々別のプロジェクトとして進められている
例えば「スマートルーム」と名付けられた部屋では、3Dプリンターで印刷した住宅内で、効率的にエネルギーを利用する仕組みについて研究する。例えば、太陽光を効率的に集められるファサードのデザインはどのようなものがいいか。電気や水道を無駄なく利用するための理想的なデザインは何か。実際に検討したアイデアは、実際にスマートルームの設計に取り込んでいく。
「マテリアルルーム」と称する部屋では、3D印刷で建築物を作る場合の理想的な素材を研究する。耐久、防火、防水性はもちろん、コストやデザインのしやすさなど、様々な素材を検証し、最適な素材を見つけ出すというものだ。
こういう実験的な取り組みは面白そうですね。
自分の理想の家を自分の好きな素材で印刷して、形づくられる世界を実現できたら、家づくりの面白さが増しますね。
中国の3Dプリンターは信じ難いけど、オランダのは信じられる!?