工務店が完成見学会などイベント時だけ情報発信をしても効果が薄い理由

ブログの更新など、見込み客に対して情報発信しようと思うと、文章考えたり、写真を使うために選定したりと、けっこう手を取られてしまいます。だから、日常業務をこなしながらの情報発信が大変なことなのもわかります。

目次

大変なのはどの工務店も同じ

でも、皆同じ状況なんですよね・・・

だからこそ、手間暇掛けて、見込み客のためになることや、共感を生むこと、不安を取り除くことなどの情報を発信していったりすると、目を惹くことに繋がるわけです。

ですが・・・

そういった中で、すごくもったいないのが、見学会などのイベントの時だけ「見学会開催します!」というような記事。これは、売り込みたい時にしか情報発信をしていないってことです。

工務店が完成見学会などイベント時だけ情報発信をしても効果が薄い理由

完成見学会などのイベント時だけ、情報発信しても効果が薄い理由

見学会などのイベントの数日前だけ、「見学会開催します!」というのは、宣伝くさくなって、なかなか受け止めてもらえません。

やはり、普段から少しでもコツコツ情報発信しておくことが大切です。いつも見込み客のための情報を発信している感が感じられることが必要ですね。そういうことをコツコツ発信して、見込み客と関係をつくることで、いざ集客したいと意気込む時に発信する情報の価値が、高まっていくわけです。

一過性の情報は信頼を築けない

イベントや完成見学会が近づいたときだけ「見学会開催します!」と発信するのは、一過性の情報です。このようなスポット的な情報発信は、見込み客に対して信頼を築くことが難しいです。信頼関係を築くには、時間と一貫性が必要です。一回きりの情報発信では、その信頼を築く土台がありません。信頼は一朝一夕には築けないものです。継続的な情報発信がないと、見込み客はあなたのビジネスに対する信頼を持つことができないでしょう。

宣伝くさくなりがち

イベントが近いからといって、そのタイミングでしか情報を発信しないと、それがただの宣伝であると感じられがちです。人々は、宣伝されるだけの関係よりも、価値のある情報を提供してくれる関係を求めています。宣伝だけの情報発信は、見込み客にとっては騒音に過ぎない可能性があります。そのため、普段から有益な情報を提供することで、宣伝とは違った価値を提供できるようになります。

継続的な関係性がないと効果は限定的

見込み客との関係性は、一度のイベントやキャンペーンよりも、継続的なコミュニケーションによって築かれます。普段から価値のある情報を発信していると、見込み客はその情報に対する期待感を持ち、次回の情報も楽しみにしてくれるでしょう。このような継続的な関係性がないと、イベントやキャンペーンの効果は一時的なものに留まり、長期的なビジネスの成長にはつながりません。

顧客のニーズに対応できない

イベントや見学会の告知だけでは、見込み客が何を求めているのか、どのような疑問や不安を持っているのかに対応することはできません。普段から様々な情報を発信することで、顧客のニーズにより柔軟に対応できるようになります。例えば、建築のプロセスや素材の選び方、住宅ローンのアドバイスなど、多角的に情報を提供することで、見込み客の信頼を勝ち取ることができます。


総じて、情報発信は継続が力です。イベントや見学会は確かに重要ですが、それだけに依存するのではなく、日常的に有用な情報を発信することで、見込み客との信頼関係を築き、より効果的な集客が可能になるでしょう。

何を発信したらいいかのかわからない場合、どうしたらいい?

ターゲット顧客を明確にする

何を発信すればいいかわからないという問題の根本は、多くの場合、ターゲット顧客が明確でないことに起因します。まずは、誰に対して情報を発信するのかをしっかりと考えましょう。ターゲット顧客が明確になれば、その顧客が求める情報も見えてきます。例えば、若い夫婦に対しては、子育てに適した家づくりのポイントや、住宅ローンのアドバイスが有用かもしれません。

顧客の疑問や不安をリストアップ

次に、ターゲット顧客が持つであろう疑問や不安をリストアップしてみましょう。これが、情報発信の「題材リスト」になります。例えば、建築に関する一般的な疑問、資金計画、エコフレンドリーな建材の選び方など、多角的に考えてみてください。

競合他社の情報発信をチェック

競合他社がどのような情報を発信しているのかもチェックすると良いでしょう。ただし、真似するのではなく、自社が提供できる独自の価値を考える参考にしてください。他社がカバーしていないニッチな領域を見つけることができれば、それは大きな強みになります。

定期的に情報を更新し、反応を見る

情報発信は一度や二度で結果が出るものではありません。定期的に情報を更新し、その反応をしっかりと分析することが重要です。どのような内容が反響を呼ぶのか、それを基に次のステップを考えていくことで、より効果的な情報発信が可能になります。

専門家や外部リソースを活用する

全てを自分たちでやる必要はありません。専門家の意見を取り入れたり、外部のマーケティングリソースを活用することも一つの手段です。特に、情報発信に慣れていない場合、プロの力を借りることで、より質の高いコンテンツを作成することができます。


情報発信に迷ったら、まずはターゲット顧客とそのニーズを明確にすることから始めましょう。そして、その基盤の上で継続的な情報発信と反応の分析を行い、必要なら専門家や外部リソースを活用することで、効果的な情報発信が可能になります。

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