どの家の写真もダサすぎるから入れ替えたAirbnb

Airbnb (エアビーアンドビー、エアビーエンビー)という、宿泊施設を貸し出す人向けのウェブサイトが人気になっています。

自分が持っている物件を宿泊施設として登録、営業できる「民泊」プラットホームで、192カ国の33,000の都市で80万以上の宿を提供されています。

現地の人から借りる家・アパート・部屋・バケーションレンタル・民宿予約サイト - Airbnb

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現地の方との交流もできそうなので、今度、海外行くときはは利用してみようかと思ってます。

今では世界中の人が利用しているAirbnbですが、数年前までは誰も名前すら知らないどころか、実は成長度0で倒産直前に近いサービスだったようです。

  • 2009年当時のAirbnbは会社の収益は週200ドル
  • 創業者メンバーはサンフランシスコの狭い1室を3人でシェアしてなんとか生活
  • 贅沢をするどころか、生活費すらまともに稼げない
  • 急激に変化しながら成長していくという投資家の理想とする成長とは真逆の成長線を辿る
  • 成長率はほぼ0どころかマイナス
  • 街中見渡しても、誰もairbnbのことを知らない
  • ホストへのお金の支払いまでに3週間かかり、ホストを怒らせる
  • 5回ローンチしていて、そのうち4回は失敗

上記のような最悪な状況を打破していくわけですが、Airbnbのメンバーたちが取り組んだのは、デザイン思考だったようです。デザイン思考を学びたいなら、まずは、スタンフォード大学のこのテキストがいいですよ。

 

Airbnbがデザイン思考から行った3つの改善

  1. ダサかった写真を入れ替える
  2. デザインの裏に潜むストーリーを語る
  3. ユーザーが抱える課題をはっきりさせ、確かな解決策を見つけ出す

Airbnbが行った改善策が、参考になりますよ。住まい関連なのでより腑に落ちやすいと思います。

 

1.ダサかった写真の入れ替え

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「どの家の写真もださすぎること」。全くもって良い写真を掲載している物件がない。いくら魅力的な家に安く泊れるサービスを提供していたとしても、それがユーザーに対して見える形で届いていなければ、ユーザーは何にお金を払っているのかわからない。気づいた課題はそんな根本的なことだった。

”住まい”の雰囲気が写真の良し悪しで、大きく変わることがよくわかります。センスのない素人の撮影ではダメですし、もちろん、フリーの写真なんて言語道断です(笑)

「ユーザーに対して見える形で届いていなければ、ユーザーは何にお金を払っているのかわからない。」は、まさにその通りで、良い住宅を建てているなら、それを伝える義務がつくり手にはありますよね。

関連記事:良い住宅を建てているなら、それを伝える義務がつくり手にはある!

 

2.デザインの裏に潜むストーリーを語る

良いデザインの裏には、なぜそのデザインなのかというストーリーが存在する。逆にただ見た目が良いだけのデザインに価値はあまりないのかもしれない。そしてそれ故に、デザイナーにはデザインの裏に潜むストーリーを語る力が必要不可欠である。そうすることで初めてデザインの価値や機能の特性を、デザイナーでない人と共有し、コミュニケーションを取ることが出来るからだ。

これまでの住宅業界では、結果とかノルマとかが最優先され、ストーリーとかプロセスとかが疎かにされてたように思えます。もちろん、最低限の結果があってこそのストーリーやプロセスですが、家づくりに精通していないこれから家を考えている一般の方との、共有&コミュニケーションを取るためにもストーリーを語ることは欠かせないですね。

 

3.ユーザーが抱える課題をはっきりさせ、確かな解決策を見つけ出す

誰の為にプロダクトを作っているのだろうと考えるとユーザーのためにデザインする重要性に気づかされる。それゆえ、実際に顧客に会い、ユーザーが抱える課題をはっきりさせ、確かな解決策を見つけ出すというプロセスが生まれる。

また、ユーザーの声を実際に聞くのと同じくらいまたはそれ以上に重要なことは自分がユーザーになってみること。実際に使ってみないと分からないことは思っているよりも本当に多い。自分が作っているのだから全部わかっていると思いがちだが、使ってみることで初めて、普段ユーザーが不満に思っている点やさらに改善出来そうな点など気づきが得られる。

所得の問題も絡んで、作り手自信が家を建てて住んでいる方って、少なくなりましたからね・・・住宅の場合、なかなか実体験を積んでということが難しくなりました。

だからこそ、ユーザーが抱える課題をはっきりさせるためにも、施主とどれだけ向き合えるかが大事になってきますね。

 

以上の、

  1. ダサかった写真を入れ替える
  2. デザインの裏に潜むストーリーを語る
  3. ユーザーが抱える課題をはっきりさせ、確かな解決策を見つけ出す

の3つの視点は、住宅業界にも必要な改善要素ですよ。「写真」「ストーリー」「施主」、欠かせないキーワードですね。参考ください。

 

参考記事:デザインがビジネスに与える影響 〜収益週200ドルのAirbnbが急成長した秘訣とは〜

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。