日本の住宅の海外展開は、プレハブ住宅のノウハウが活きる!

日経ビジネスの特集、日系住宅メーカー・セキスイハウスの「シャーウッド」による、オーストラリアでの挑戦が面白いですね。

2008年に進出し、今では戸建住宅の販売は年500戸の規模になっているようです。

海外で「イエ」を売れ、動き出す最後の輸出財
現地でみた日系住宅メーカーの挑戦

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こういう流れに、プレハブ住宅は強いですね。

構法も、シャーウッドおなじみの積水ハウス独自の構法を採用しており、シドニー郊外の専用工場で木材のカットや穴開け、接合部金物の取り付けなどの加工を施し、加工済みの柱や梁を現場で組み立ててピンで固定しているとのこと。

加工は、ロボットを利用し、全自動で木材のカットや穴開けを施しています。日本の工場で使用しているロボットと同じモノを採用しているのでズレがないようです。また人件費を抑えられます。

また、扱う素材も適しているみたいですよ。

 工法だけではない。例えば、外壁材。豪州では9割の住宅がレンガ壁だ。しかし、シャーウッドでは日本で使用している外壁材をそのまま採用している。日本製の繊維セメント板外壁材で、汚れにくいセルフクリーニングのコーティングが施してある。また、湿気を排出して建物の構造部分の耐久性を高める効果もある。

工業製品としての素材の良さは、日本製で十分対応できるんですね。こんなところまで、日本の木材を持っていって建てるのは、やはり違いますからね(苦笑)

 

気になるお値段は・・・

2012年の時は1億~2億円。現在で5000万円前後。とのことです。

2012年にシャーウッドを一部の顧客に向けて販売している。現在のモデルよりかなり高額で、販売価格帯は約1億~2億円。キッチンや浴室、内装仕上げ材など、多くの製品を日本から輸入していたため、運搬費用などがかさんでしまったからだ。「全豪での展開を考えると高すぎる」(同社)と考え、こだわりの外壁材やドアなどの一部製品は日本から輸入しながらも、同等品質の商材を新たに採用し現在の価格(5000万円前後)まで落とした。

いい値段します(笑)

でも、プレハブ系の大手ハウスメーカーはどんどん海外進出して、市場を切り開いていってほしいです。地域工務店にできることではないので、行動する意味があると思っています。

正直、今の日本にはどんどん居場所がなくなると思っていますので・・・

 

プレハブ住宅の歴史はこちらの本を読むとよくわかりますよ。

箱の産業

箱の産業

過去記事:『箱の産業』を読んで住宅の歴史を知ろう!

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。