住宅広告のヒント!家を建てたらこんなコトが得られるという訴求

同じ商品でも会社でも、伝え方ひとつで、気持ちの動き方が変わってくるいい例があります。

auのCM

auのCMって全般的につまらないと思ってます。
最近のこのお伽話シリーズはひどい・・・エーユーと英雄・・・つまらない。

広告は、クリエイティブでユニークなものと勘違いした自己満足の典型的ないい例です(笑)
ソフトバンクの犬広告に対抗したかったのでしょうか???

 

でも、

auのこのプロジェクトは好きです。

上京する人と地元で見送る人たちの心をつなぐサプライズを行いました。期­待と不安のなか上京した瞬間に、大型ディスプレイに映る映像が、等身大のビデオメール­に早変わり。ふるさとの家族や友だちから、あたたかいエールが届きました。

SYNC YELL http://connect.kddi.com/syncyell/

ビデオメールの良さを表現している広告なのですが、特長を伝えているのではなく、ベネフィットを表現しています。べネフィットとは、お客様が感じる価値のこと。

  • プロのモデルを目指して故郷を離れる娘へ、家族からのエール
  • 俳優になる夢を追いかけて旅立つ友へ、地元の仲間からのエール
  • 進学のため、東京でひとり暮らしをはじめる友へ、同級生たちからのエール

使っている機能は一緒なのですが、それぞれが得ている価値は、家族からのエール、仲間からのエール、同級生からのエールと異なります。
さらにはストーリーがあるから、魅力的に感じますね。自分だったらという投影しやすい内容です。

 

同シリーズのこちらもいいですよ。

東京と大阪。クリスマスイブの夜、会いたくても会えない人たちのために。
400kmの距離を1つのテーブルでつなぐ特別なレストランが12月24日にだけオープン。

遠くはなれたふたりが、ひとつの空間の中で同じ時間を楽しむことができる
“心と心をつなげる”インタラクティブなディナーサービスです。

SYNC DINNER http://connect.kddi.com/syncdinner/

携帯ではないですが、映像を上手く使ったインタラクティブなサービスを紹介したCM。

  • お互い忙しい社会人遠距離カップル
  • 上京した娘と、その夢を応援する母

動画はイメージCMのようですが、サイトに掲載されている声を見ると、同じく、使っている機能は一緒ですが、得ている価値はそれぞれ違います。また、遠距離の方は投影しやすいですよね。

 

自分だったらこんな価値を得られそう!という投影

同じモノだとしても得られる価値はそれぞれ異なるので、自分だったらこんな価値が得られそうと投影させる表現だと、心が動きやすいですね。

以前、書いた「住宅にも活かそう!自分を投影させる訴求力の高いJR SKI SKIのCM」でも同じような書いていますが、注文住宅のように完成されたものでない高額な商品は、その人の中にある住んでからのイメージを引き出すことが効果的ですよ。

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

【10月31日開催】選ばれる家づくりを実現しませんか?

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

 

工務店経営者にしか実行できない注文住宅10棟を超えるための最低条件(概要編)

2019年9月7日

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。