近藤麻理恵さんは”伝え方”と”ポジショニング”が上手い!

先日放送されたTBS「金スマ」は、「人生がときめく片づけの魔法」の収納本で有名な近藤麻理恵さんの特集でした。TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたタイミングですね。

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金スマ自体、最近は胡散臭い演出で酷評の声が多いですけど、やっぱり胡散臭い構成でした(笑)後付で何とでもなるスピリチュアル要素を強く感じてしまいましたね・・・

例えば、

片付けをしても減らないモノにショックを受け、気絶。その時に「モノをもっとよく見なさい」という声が聴こえるという不思議な体験をする。この事で「捨てることではなく残すものを選ぶ」ことを学ぶ。

というシーン。

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・・・ファッ!? 天からの声? 深く触れないでおきます(笑)

 

片付けノウハウよりも、”ときめく”という言葉の使い方

出版されている本、読んだことありますが、実は画期的な新しさってないんですよ。

ただ、これまでのお片づけ本よりは、読みやすかった印象があります。「ときめき」という言葉を使った書き方が上手いといいましょうか。伝え方が上手いんですよね。これまで語り尽くされてきたノウハウを、「ときめき」という言葉を使って、上手く伝えているのです。

ぶっちゃけ、収納ノウハウは、他人の考え方にとらわれないで、自分の頭で考え、自分らしい暮らしの空間にしようってことが本質なので、技術よりもマインド(意識)の方が大事なんですよね。だから、どうやって自分の頭で考えさせるかという方法を、どこまで実行させることができるかってことなんだと思っています。

だから、伝わり方ってすごく大事な気がしています。

 

”ときめき”という言葉がわかりやすくしてくれた

その「ときめき」という言葉について、マーケティングの評論家の牛久保さん曰く、

従来のように”片付け”というような言葉の使い方では、マイナスをゼロにするという意味合いが強いが、「ときめき」という言葉はマイナスをプラスにするという意味が強いとのこと。

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「ときめき」という言葉の使い方が、非常にイメージしやすく、従来の収納術を実践しやすいものにしてくれているわけです。

また、過去の番組内でベッキーさんも「ときめくかというのがやりやすい」「必要か必要じゃないかで言ったら、絶対必要って思ってしまう。」と言っています。

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重鎮を過去の人にするやり方が上手い

お片づけ業界の重鎮といえば、近藤典子さんや辰巳渚さんがいるわけですが、近藤麻理恵さんには、中学生のころ、辰巳渚さんの『「捨てる!」技術』という本に出会い捨てることの大切さを学んだというエピソードがあります。

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「子供の頃読んだ」という表現をすることで、遠回しに過去の人と演出し、自分のポジションを上手く作っていってるのです。

さらには、「捨てることではなく残すものを選ぶ」という気付き方も、捨てるより残すという、上手に過去の人に追いやるテレビ演出ですね(笑)辰巳さんの『「捨てる!」技術』を読めばわかりますが、残すものについて同じようなこと書いていますから(笑)

これは狙ってやっているかどうかはわかりませんが、新しさを際立たせる手法としては、なかなか腹黒い良い方法ですね。機会があれば使ってみます(笑)

 

ノウハウが頭打ちな業界ほど、伝えるチカラが必要

ここまでなんだか批判しているような書き方ですが、否定派ではないですよ。

近藤麻理恵さんについては、片付けノウハウがどうとかいうよりも、伝え方やポジショニングの上手さに共感しています。元々、実績もそこまでない内から、出版を機にブレイクしているわけですから、その伝え方やポジショニングの上手さは素晴らしいと思っています。

裏を返せば、どれも似たり寄ったりで、技術的なノウハウが頭打ちな業界ほど、伝え方を変えて、より伝わるようにすることが必要ですね。住宅業界も同じではないでしょうか。

画期的な技術革新ができる方はすればいいですが、やっぱり実際伝わっていないことのほうが多いんですよ。集客には、伝えるチカラをつけて、伝わるようにした方が近道な気がします。

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。