パワービルダーは何故皆から嫌われるのか?

住宅業界に携わっているとパワービルダーという、建て売りが主力事業の中堅建築会社の話を聞くことが多いのですが、ロクな噂聞かないし、皆から嫌われてますよね(笑)

Business Journalで、パワービルダーが取り上げられた記事、読みました。パワービルダーの可能性を示すような記事でしたが、あんまり住宅業界に精通してないライターな気がします(笑)

記事内では、

  • ローコストのビジネスモデルを最初に構築して、全国展開するPBの嚆矢となった一建設
  • 首都圏で一建設を猛追していたアーネストワン
  • 「地震に強い家」の技術力の高さをアピールする飯田産業
  • 価格は安いながらも「ブルーミングガーデン」ブランド構築に注力していた東栄住宅
  • 存在は地味だが堅実に毎年数千棟の物件を供給し続けていたタクトホームとアイディホーム

これらローコストの建て売り住宅を大量に供給していた中堅6社が、大同団結して設立された「飯田GHD」のことを取り上げており、

広い土地の買い叩きや、資材等のスケールメリットや設計の統一、さらに、販売部門を持たず、それら建売住宅を販売しているのは外部の不動産会社だから、販売経費がかからないので、安いという流れを書かれています。

このCM見てると、「未来の空き家を大量生産しています。」という宣言にも聞こえます(笑)

 

なぜ高い利益を取ったらいけないのか?

大手のハウスメーカーや戸建てを手掛けるデベロッパーが、戸建て住宅において、これまでいかに高い利益を得ていたかということである。

この手の記事の時、上記のような大手ハウスメーカーの高い利益を指摘する内容をよく見かけます。ですが、個人的には、「別にそれだけ利益取りたいんだから、いいんじゃないの?」と思います。

大事なのは、お客さんがそれらをわかった上で、どうするかを選べばいいんですよ。

ローコストの建売住宅や、パワービルダーの裏事情なんかもしっかり暴露して、正しい情報の中、家づくりを選択していける状況を作るべきですよ。

誰が作るのか?・・・地域の作り手がです。

高い利益=悪いこと、低い利益=良いこと、、、というのは、いい加減取っ払ってしまいましょう。

 

パワービルダーは何故皆から嫌われるのか?

皆の嫌われ者・パワービルダーって、自分のことしか考えていないんですよね。そこに誰が住もうが構わないですし、さらには、売れない場合、値下げして市場の価格破壊を起こしてでも、関係ないわけです。

様々な都市や街の例を見ても、ある特定の会社がお客さんを独占すると、豊かな暮らしを生む素敵な街は作れないんですよ。実際、建売住宅が氾濫している地域って、正直豊かな街とは言えない気がします・・・

価格でごまかそうとせず、住まう人や暮らし方の豊かさに始まり、街も含めて本物を作っていかない限り、街は廃れていくでしょうね。家は、それぐらい影響力のある存在なんだと思っています。

 

競合他社を圧倒するホームビルダーの経営戦略

競合他社を圧倒するホームビルダーの経営戦略

  • 作者:内藤 達也
  • 出版社:幻冬舎
  • 発売日: 2016-04-27

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

【10月31日開催】選ばれる家づくりを実現しませんか?

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

 

工務店経営者にしか実行できない注文住宅10棟を超えるための最低条件(概要編)

2019年9月7日

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。