総合オンラインストア大手のアマゾンが、リフォームに参入してきましたね。施工というわけではなく、積水やダイワと組んで、システムキッチン、トイレ、洗面台やハウスクリーニングなどを扱

結局のところ、工事って下請け会社がするんですよね???
この仕組みは、モノ売りの発想
似たような仕組みは、「リノコ」とか「いえプラス」(結局リノコとくっつきました)とか、前からありましたから、そこまで驚くようなことではないですが、ようやく大手の重い腰が上がったので、様子見していた中小の会社も、ネットへの壁が溶けそうでしょうか(笑)
リフォームの場合、古い物を新しい物に取り替えることがベースなので、モノの質と価格が重視されやすい傾向がありますよね。だからシンプルに、ビフォアフターを見せて、総額を明確するのが効果的です。安易なリフォームなら、こういった仕組みが向いている気もします。
取り組み自体は、どんどんやっていってもらっていいと思ってますが、実は、個人的にはリフォームってあまり好きじゃなくて、注文住宅に比べて明らかに、一緒につくりあげる「プロセス」が足りないんですよね。
戸建て注文住宅は、ネット住宅に取り組んで失敗している!?
モノだけに目がいって、失敗したのがこちら。「ネット住宅」です。
ネット販売による営業コストのカットで、大手ハウスメーカーの住宅が低価格で建てられるということで、2010年頃、話題になりましたが、今現在はというと・・・
まったくのゼロではないでしょうが、売れてなさそうですね(笑)売れてたらガンガンCMしているはずですし、落とし所は「価格ではない」ということの表れではないでしょうか。
結局、業務の簡素化を求めるがあまり、大事にしなければいけない「家づくりのプロセス」を失っているわけなのです。
ネットを通じて伝えなければいけない「家づくりのプロセス」
中小の会社が、ネットを通じて家を売るとは、通販のように直接販売することではなく、施主といっしょにつくりあげる「家づくりのプロセス(過程)」を伝えていくことなんだと思っています。
そういう視点を持たない限り、大手がやることをいつまでも脅威に感じるでしょうし、新しいFCの手法ばかりに目が移ってしまうわけです。まず第一に見なければいけない相手は、施主です。
家づくりのプロセスを、
- どれだけ価値あるものにしていますか?
- どれだけ明確に伝えられていますか?
- どれだけ具体的にカタチにできていますか?
今一度、ご自身の家づくりに当てはめてみてはいかがでしょうか。
[…] 先日書いたこの記事、『住宅のオンライン販売に足りない「家づくりのプロセス」』の、プロセスの部分、最もカタチに表しやすいのが、「いっしょにつくる」ことです。 […]