工務店経営者が「自分の個性」と「依頼者の希望」を両立させるには?

建築家の伴 年晶さんのTEDでのプレゼン「つくらない建築」がすごく良いですね。

建築家として働くなかで「自分の個性」と「依頼者の希望」を両立させることの難しさに悩み抜いた結果、辿り着いた「つくらない建築」。

工務店経営者の中にも、建築家ほどではないかもしれませんが、「自分の個性(我)」を押し通したい人はいますから・・・悪く言えば、ガンコで間違いすら認めないとか(笑)

目次

つくらない建築|伴 年晶

  • 対話が必要。建築目的(ソフトなこと)を高めよう。
  • 僕が今日1番言いたかったのは、建築家がつくろうと思わないこと。皆さんとちゃんと話をすればいいものが勝手にできちゃう。

そんな言葉がとても印象的でした。コトを大事にしているこの感覚は、とても好きです。

依頼者との対話から見えてくるもの・・・大事な感覚ですね。こういうベテランの経験は、上手く吸収して、自分の糧にしたいですね。

伴 年晶/建築家

1945 年、山口県生まれ。 大阪大学工学部構築工学科卒業後、
1975 年に合同設計(現 VANS)を共同で設立。
使い手との共感による建築を目指し、Folk Architecture (フォーク アーキテクチャー)の実践に職能を求める。 住宅や商業建築、保育所、福祉施設などを幅広く 手がけ、中でもコーポラティブ住宅は、20 棟を越す実績がある。
現在は、内なる目的(使い手との対話)と外なる目的 (環境との融合)に素直に応える建築行為を楽しく 評価検証することによって、権威などよこしまな建築 目的に左右されている Symbolic Architecture(シンボリック アーキテクチャー)から脱却するよう、 建築風土の転換を提唱している。

http://tedxsannomiya.com/speakers/toshiaki-ban/

対話で気付かなかった関係性に気付く

例えば、施主に、写真撮影や、お客様の声の取材の、顔出しでの依頼をするけど、NGと断られた場合、

  • 仕事柄、顔出しNG
  • 片付いてなくて、とても見せられる状態じゃない。
  • そこまで協力はしたくない。

などの、理由は色々あると思いますが、

大半は、撮影や取材依頼を受けてもらえるような関係性でないのが原因だったりします。依頼した結果、NGだったとしても、したことによって、気付かなかった関係性に気付くわけです。

そして、それがわかったのであれば、関係性を築けるようなことを、施策していくべきなんですよね。リアルな施策なら、”関係性を築くための自然に対話できる時間を、増やせばいいんです。”

工務店が「自分の個性」と「依頼者の希望」を両立させるには?

工務店経営者として、自分の個性やビジョンを持っているのは当然です。しかし、それを強く押し通すあまり、依頼者の希望やニーズを見失ってしまうのは、ビジネスとしても、クリエイティブな面からも望ましくありません。依頼者との関係性を深め、信頼を築くことが、最終的な建築物の質を高める鍵となります。

対話を大切にする

伴 年晶さんが提唱する「つくらない建築」のように、依頼者との対話を大切にしましょう。その中で、依頼者の真の希望やニーズを引き出すことができれば、それを自分の個性やスタイルに取り入れることができます。対話の中で、依頼者のライフスタイルや価値観を理解し、それを反映した提案を行うことで、より深い満足感をもたらすことができます。

依頼者の立場になって考える

依頼者が何を求めているのか、その背景や理由を理解することで、より深いレベルでの提案やアドバイスができるようになります。これにより、自分の個性を維持しつつ、依頼者の希望も取り入れることができます。例えば、家族構成や将来のライフプランを考慮して、柔軟にプランを変更することで、依頼者の満足度を高めることができます。

フィードバックを活用する

プロジェクトの途中で、定期的に依頼者からのフィードバックを受け取ることで、方向性を確認しながら進めることができます。これにより、最終的な成果物が双方の期待に応えるものとなるでしょう。また、フィードバックを通じて新たなアイディアや改善点を発見することもあります。

自分の個性を明確にする

自分の個性やスタイルを明確にしておくことで、依頼者もそれを理解しやすくなります。そして、その上で依頼者の希望を取り入れることで、双方が納得のいく結果を得ることができます。自分の得意なスタイルや技術をしっかりとアピールすることで、依頼者に選ばれる理由を明確にすることができます。


工務店経営者として「自分の個性」と「依頼者の希望」を両立させるためには、双方の理解と尊重が必要です。それを実現するためには、対話やコミュニケーションが鍵となるでしょう。

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