工務店ブログは家づくりノウハウ系の情報も大事だが、それ以上に家(注文住宅)に暮らすことの楽しさを伝えていった方が良い理由

工務店も、お金の問題で広告が出せない場合は、自社のWEBサイト(ホームページ)をメディアとして育てていく方法が、遠回りなようで一番の近道だったりします。

その辺り、この酒屋の取り組みが良いヒントになりますよ。

目次

社員6人の酒店が月間100万PVのオウンドメディアをつくった理由とは?

ビールや日本酒、ワインなどお酒に関するコンテンツを紹介するメディア「NOMOOO(ノモー)」。2013年に開設したこのメディアを運営するのが「リカー・イノベーション」(東京・足立区)だ。酒屋を母体とするベンチャー企業で、社員も6人と小規模かつメディア経験者も不在のなか、独力でメディアを拡大。現在は月間100万PV、メディアを通じてイベントを告知すれば、2500人の参加者を集められるまでに成長している。

社員6人の酒店が月間100万PVのオウンドメディアをつくった理由とは?

こちらは、お酒という規制の問題で、ネット広告が出せない中、WEBサイトをメディアとして育てることへシフトしていったのです。

その、ビールや日本酒、ワインなどお酒に関するコンテンツを紹介するメディアサイト「NOMOOO(ノモー)」がこちら。

工務店ブログは家づくりノウハウ系の情報も大事だが、それ以上に家(注文住宅)に暮らすことの楽しさを伝えていった方が良い理由
お酒のある毎日がもっと楽しくなる。お酒のエンタメ情報サイトNOMOOO(ノモー)

NOMOOOでは、ライターさんを使い、1日1記事をアップしていたようです。規制で広告が出せない分の費用を、ライターに掛けているということです。

良質な記事を増やし、サイトを育て、検索やSNSから集めたアクセスから、自社のECサイト(販売サイト)へ誘導している流れですね。

実際に取材した一次情報は、集客に対して効果的!

「NOMOOO」の記事は、リリースやネット上の情報だけで掲載することはせず、すべて実際にライターが取材した、一次情報にこだわっていて、すばらしいですね。

「当初はキュレーション系の記事も参考にしていたのですが、そういった記事は、はじめはアクセスが伸びるものの、すぐに類似した記事が出てきてしまいアクセスが伸び悩んでしまう。他のメディアと差別化を図るためには、実際に取材した一次情報が重要だと考えています。また、PV数よりも各記事の滞在時間やセッション数を重視し、記事を保存したくなったり、メモしたくなったりと、行動につながるような内容を目指しています」。

社員6人の酒店が月間100万PVのオウンドメディアをつくった理由とは?

実際に取材した一次情報となるオリジナルな情報は、やはり集客に対して効果的です。

参考や引用は取り入れやすいので、最初の一歩には適していますが、慣れてきたら次のステップアップに、オリジナルな情報を少しづつでも加えていき、継続して完全にオリジナルな情報を作っていけるようになると、いいサイトに育ちます。

遠回りなようで、地道な一番正しい道ですね。

以前紹介した、「北欧、暮らしの道具店」も同じで、一次情報でオリジナルな情報です。こちらも参考にしてみてください。

工務店のオリジナルな情報に成り得る素材は何?

住宅系の記事で一次情報と成り得るのは、

  • お客様の声
  • 施工例や設計例
  • イベントレポート etc・・・

などが挙げられます。他にもありますが、わかりやすいのだとこの辺りです。

正直、今ではノウハウ系はあまり必要ないですよ。他でたくさん見かけますので、紹介や引用程度で十分な気もします。もしノウハウ系を書きたいなら、一次情報にこだわった方がいいですね。自社でないと書けないことや、その地域に住んでいる人にしか書けないようなオリジナリティです。結構ハードル高いですよ。

だから、ノウハウ系の情報も大事ですが、それ以上に、家(注文住宅)に暮らすことの楽しさを伝えていくべきです。

上記で紹介した「NOMOOO(ノモー)」も、料理やツマミのネタが多いですが、「お酒を楽しむ」という軸がありますよね。「楽しみ」はイメージしやすく、興味をそそるのです。

暮らしの楽しさ、家の楽しさを伝えていきませんか?

工務店は家づくりノウハウ系の情報も大事だが、それ以上に家(注文住宅)に暮らすことの楽しさを伝えていった方が良い理由

家を建てるというのは、多くの人にとって一生に一度の大きな決断となるものです。その過程で、家づくりのノウハウや技術的な情報は非常に重要な要素として考えられます。しかし、それだけでは十分ではありません。なぜなら、人々が家を建てる背景には、単に「家を持つ」ためだけではなく、「その家での暮らしを楽しむ」ための夢やビジョンがあるからです。

感情的な繋がりを築ける

人々は感情的な繋がりを求めています。家づくりのノウハウや技術情報は確かに大切ですが、それだけでは情報が冷徹で技術的なものになりがちです。一方で、家での暮らしの楽しさやその中での日常を伝えることで、お客様の心に深く響くストーリーを伝えることができます。これは、お客様が家を選ぶ際の大きな決定要因となるでしょう。

差別化に繋がる

現代では多くの工務店がノウハウや技術情報を提供しています。しかし、それぞれの家族の「暮らしの楽しさ」を具体的に伝えることは、他の工務店との差別化に繋がります。特に、同じ価格帯や同じ地域での競合が激しい中、この差別化は非常に価値があると言えます。

また、工務店が位置する地域の文化や風習を取り入れた「暮らしの楽しさ」を伝えることで、地域に根ざしたサービスを提供することができます。例えば、地域の季節のイベントや風物詩を取り入れた家のデザインや、地域の特産品を活かした生活提案など、地域性を活かした情報提供は、他の地域の工務店とは異なる独自の価値を提供することができます。

長期的な関係性を築ける

家を建てた後も、その家での暮らしをサポートする情報やサービスを提供することで、お客様との長期的な関係を築くことができます。例えば、家のメンテナンス方法や季節ごとの生活のコツ、地域のイベント情報などを提供することで、お客様との関係を継続的に深化させることができます。


家づくりのノウハウや技術情報は大切ですが、それだけではお客様の心をつかむことは難しいです。家での暮らしの楽しさや、その家での未来のビジョンを伝えることで、お客様との強い絆を築くことができるのです。そして、それは工務店としての継続的な成功へと繋がる鍵となるでしょう。

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