工務店はまず初見の方にも受け止めてもらえる伝え方「テキスト+写真」を重視しよう!

注文住宅の集客には、写真のチカラって欠かせないですよ。

記録として残せる以外に、いつもと異なる視点で見ることができるので、クリエイティブなチカラも付けられます。また、被写体の一部を切り取ったストーリーとしても伝えることができます。

でも人によっては、絵やスケッチでないと温かみが伝わらないとか、実際に見てもらわないと良さがわからないとか、ビジュアル重視で住宅の本質を捉えてないとか、批判する方もいるでしょう。(実際にいます。)

もちろん、写真の伝え方は万能ではないので、視覚以外には訴求できないため、他の伝え方も必要になってきます。

目次

伝え方にも手順がある。それぞれの長所を活かそう!

多くの人が間違えてしまうのが、一度に全部のことを伝えようとしてしまうことです。

性能がいくら大事だと言っても、いきなり性能などの難しい話をして、興味を持つのは、ほんの極わずかの人だけです。関係者であったり、数字にうるさいエンジニア系の人、または現時点でよほど性能に悩んでいる人ですね。

伝え方にはいろいろと方法があり、一長一短もあるので、まず優先したいのは、初対面や初見の方にも受け止めてもらえる伝え方を重視することです。

それが、テキストや写真だと感じています。

人はイメージの方が受け取りやすい

以前、人間の脳の構造上、テキストメディアは廃れないという話を取り上げました。

情報量の感じ方として、

  • 電子工学的な情報量は、「動画>静止画>音声>テキスト」
  • 人間が実際に感じる情報量は、「テキスト>音声>静止画>動画」

という構図が興味深く、情報の量としては、テキストが一番の量を伝えることができるという話でした。

ですが、受け止めやすさを考えると、

  • 人間が受け止めやすいと思う情報は、「静止画>動画>テキスト>音声」
  • 人間が実際に受け止められる情報は、「静止画>テキスト>動画>音声」

なのかもしれません。情報の量はテキストの方が上ですが、受け止めやすさは静止画(ビジュアル)の方が受け止めやすいですね。(根拠はないですが、感覚値として・・・)

わかりやすいのは、お店のPOPなどがそれに該当します。目立つ形や色で「新商品」とか「割引」とか書かれていると目立ち、情報として受け止めやすくなります。

住宅を映像で伝えるには、手順が大事!

イメージの方が受け止めやすいというのは、なんとなく皆感じているんだと思います。だから最近、「映像はどうですか?」という質問をいただくことも増えてきました。

動画や音声になると、時間を拘束されやすくなるため、スキマ時間で見たり聞いたりすることが、なかなか難しいですね。(3分の動画や音声だと、3分時間を拘束される。)

映画とかドラマとか、「観よう!」という意識がしっかりしていればいいでしょうが、初見の人を観る気させるには、面白さや興味深さがある内容でないと、厳しいですね・・・

動画や音声は、受け止めてくれる状況をつくる必要がある。

過去記事でも書きましたが、動画や音声は、「本気で情報を得よう・学ぼう」という意識がある方だと、じっくり見たり聞いたりします。

だから、動画や音声を使う場合は、ちゃんと受け止めてもらえる状況を作った上で、使っていく必要があるのです。

特に、住宅のように堅い内容なら、なおさらです。なので、動画は新規客を集めるというよりは、じっくり見てもらえる方との信頼関係をつくることに使ったほうが、失敗が少なそうですね。

新規客向けなら、CMとか予告編とか、短い時間でインパクトのあるものでしょうか。長編だと、よほどの魅力がないと難しいですよ。

工務店の情報が初見の方にも受け止めてもらえるためには何をしたらいい?

問題:自社の特色や強みの不明瞭さ

多くの工務店が自社の強みや特色をうまく伝えられていない主な理由として、自らの特色や強みを明確に理解していないことが挙げられます。自社のサービスや商品の特徴、それを選ぶメリットなど、明確に答えられる経営者は少ないのが現状です。これらの要素を明確にすることで、初めて消費者に伝わる情報発信が可能となります。

問題:情報発信の手法の遅れ

現代の消費者は、情報を収集する方法や媒体が日々進化しています。特に若い世代は、SNSや動画サイトを主な情報源として利用しています。しかし、多くの工務店は古い情報発信の手法に固執しているため、ターゲットとなる消費者に情報が届かないことが多いのです。

問題:専門的な情報の伝え方の課題

工務店は専門的な知識を持っていますが、その情報を一般の消費者に伝える際には、専門的すぎて理解されにくいことが多いです。情報の専門性は大切ですが、それをシンプルに、そして魅力的に伝える技術も必要です。

解決策とその実行

  1. 自社の特色や強みを明確化
    まず始めに、自社の強みや特色を明確に定義しましょう。それを基に、情報発信の方針や内容を考えることができます。
  2. 最新の情報発信手法の導入
    最新のSNSやウェブサイトの活用、動画コンテンツの制作など、新しい情報発信手法を取り入れることで、より多くの消費者に情報を届けることができます。
  3. 情報のシンプル化と魅力的な伝え方
    専門的な情報も、ビジュアルやストーリーテリングを用いて、一般の消費者にわかりやすく伝える方法を模索しましょう。

初見の方にも伝わる情報発信は、今後の工務店経営の成長に欠かせない要素となります。この問題を放置してしまうと、多くの機会を逃してしまう可能性が高まります。今こそ、情報発信の方法を見直し、新しい戦略や手法を取り入れることの必要性を真剣に考え、実行に移していただければと思います。

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