雑誌そのものの売上が低迷している中、30代前後の主婦層をターゲットとした、新たな月刊誌『CHANTO(チャント)』『aene(アイーネ)』に注目が集まっています。

『CHANTO』(主婦と生活社)

『aene』(学研パブリッシング)
住宅集客のヒントにもなる変化してきた主婦の消費のあり方
変化してきた主婦の消費のあり方の捉え方は、住宅集客のヒントにも繋がりそうです。
どちらの雑誌からも、賢くモノを選んで消費し、生活をより豊かにしたいという、主婦の欲求の変化が垣間見える雑誌になっています。もう、単なる「節約志向」ではなくなってきていますね。
例えば、『CHANTO』の視点は・・・
1990年の創刊した前雑誌のコンセプトでもある、時間はかかっても賢く節約するための情報は、結婚したら女性は家に入るのが一般的だった時代に向けたものでした。
ですが、今では共働きが当たり前となったため、新刊の『CAHNTO』では、働く主婦をターゲットに変更。家事に割く時間を短縮するための、お助けグッズを賢く活用やノウハウなどが軸になっているようです。
また、雑誌をゆっくり読む時間がない忙しい主婦向けに、レイアウトも工夫し、たくさん掲載するより、本当におすすめのものだけを厳選して掲載するようにしたとのこと。
『aene』の視点は・・・
20代後半から30代前半の主婦をターゲットに設定し、ランキング形式や実際の使用体験比較で商品の特性を解説が軸になっているようです。
さらに、雑誌の誌面だけではなく、ウェブでは動画で商品を紹介したり、会員による口コミ、リアル店舗との連動といった「体験型複合メディア」で訴求しているとのこと。
編集長はターゲット層をこのように分析しています。
岩見奈津代編集長は「家族消費のほとんどを担うママは、家族のバイヤーのような存在。一方、アラサーはロストジェネレーション世代といわれ、商品選びにシビアで、ただおしゃれなだけではモノを買いません。あふれる情報の中から商品を選ぶため、リアリティのある口コミや体験からモノを判断したいと思っています」と強調する。
相手のことを知ろうとしないかぎり、集客は難しい
以前も、書きましたが、ターゲットとしている女性が、「どんなイメージ、どんな言葉に惹かれているか」など、何に惹かれるかを知る必要があります。
出版社はこの辺をすごく狙って投げかけてきますから、その視点はすごく参考になりますよ。