年明けに、宝島社の企業広告が話題になりました。毎年、インパクトのある企業広告を出すのですが、今年は特に話題になっていますね。
女優の樹木希林さんが青いドレス姿をまとい、手には花束を持ち、穏やかな表情で目を開けて小川の中に横たわっているという、強烈なインパクトのある広告です。「死ぬときぐらい 好きにさせてよ」というキャッチコピーに、キャスティングが全身ガンと言われている希林さんですからね。ロケンローですね。
「死ぬときぐらい 好きにさせてよ」

今回の企業広告では、「死ぬときぐらい好きにさせてよ」をメインコピーに、広告ビジュアルはジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリア」をモチーフにしています。「死」について考えることで、どう生きるかを考えるきっかけになればと思い、企業広告のテーマとしました。
宝島社が企業広告を出す理由は、商品では伝えきれない“企業として社会に伝えたいメッセージ”を、企業広告を通じてお伝えしたいという想いから、1998年より企業広告を開始したとのこと。
商品がしっかりあってこその企業広告ですし、強烈なインパクトがないと見てもらえないし、印象にも残らなくなってきていますね。やはり企業広告は、小さな会社が見よう見まねでやるものではないですよ。