都会の喧騒から抜け出し、居心地の良い空間を体感してほしいという願いから、昨年、無印良品が小屋を発表しました。

MUJI HUT
以前、無印の「縦の家」が発表された時、「この次は、平屋で「横の家」でしょうか?(笑)」と冗談交じりに書きましたが、やはり来ましたね。
素材やデザイン、大きさの異なる3種類の小屋
小屋には素材やデザイン、大きさの異なる3つの種類があります。
共通しているのは、
- 一人でこもる。
- 読書を楽しむ。
- 妄想にふける。
- 雨音を聞く。
- 美味しい空気を吸う。
- 家族と友人とこもる。
- 暖炉を囲む。
- 自然を楽しむ。
- 普段できない会話を楽しむ。
などの、時間や環境を楽しみこもる感覚ですね。この部分の訴求は、暮らしを楽しみたい方にも共通していますよね。
コルクの小屋

料理をして、食べて、洗って、眠る場所のある、週末に過ごす小さな家を想像し、そしてそんな小さな家を建てる土地を、温泉に近い、もしくは海に近い、程よく小さな街で探す。
そんな夢は新しい家を建てるという複雑さでいつも頓挫してしまうが、建てて一度きりという家というよりは、このプロジェクトのように田舎で短い時間を過ごす小さな家というプロダクトだと考えると、そこに可能性を感じるのです。
アルミの小屋

人が過ごす為の必要最低限な空間を有する小屋。トラックの荷台の部品と構造を転用した、用途を限定しない、堅固かつ極めてシンプルな箱。様々な場所に設置する事ができ、使う人に応じて適応する自由な空間を提供します。
木の小屋

小屋と聞くと魅力がある。別荘ほどでもない。キャンプほど単純でもない。
小さな小屋があればいつでも自然の中に潜り込める感じがする。
最小限のもので小さく暮らす。MUJIらしい暮らし方の提案です。
小屋は売れる?売れない?
小屋という訴求は、「小さな家」の極端なところにある気がします。
極端だからこそ、小さな暮らしの啓蒙活動には効果的だと思いますが、「売れるか?」と言ったら微妙な気がします・・・小屋に住みたい人は、自分で創りあげたい人が多いと思いますから、完成品を求めていないのでは?完成品だと割高なんですよ、利益も乗ってますしね(笑)
小屋は、個人的には住居よりオフィス感覚で使いたいです。