日本で3Dプリンタ住居に動きがないのは、日本はプレハブに対して否定的だから?

中国は今、約10年以内のうちにプレハブ方式を使用した新しい建築物の割合を30%にまで引き上げることを目指すとしているみたいですね。その建築モデルを、日本の建築から学ぶことを意識しているようです。大量に作りたいなら、プレハブ建築は、品質の安定や効率的に生産できるので、適してますよね。

日本はプレハブに対して否定的?

プレハブ的発想って、いろいろとメリットがあるのですが、日本では、伝統的工法などの手間を掛ける方が素晴らしいという固定観念があるので、なぜが否定的な方が多いです。

でも、ここ最近注目を集めている3Dプリンタ技術は、効率や余計なコストを省いていく、プレハブ的発想の延長にあると思っていて、

ロンドンでは『WikiHouse(ウィキハウス)』など、ウェブサイト上の三次元形状データを“プリントアウト”し、パーツを組み合わせるだけで、最低限のスキルと時間で、誰でも住居をつくりあげることができる建築キットが出てきています。

設計データが準備できたら、レーザーカッター(レーザー加工機)を使って、木材から梁や壁板などを切断。特別な工具は必要なく、ジグソーパズルの要領で、それぞれのパーツを連結して、屋根や床板、窓枠などに組み立てていき、さらに、断熱材や窓などを入れれば、わずか数日間で住居が完成する。

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『WikiHouse』のような住居モデルが成り立つと、「自分でつくろう」という方は増えそうです。まずは外部で建てるより内部での活用ですかね。また、住居よりオフィスやスタジオなどの店舗活用な気もします。

さらに、3Dプリント技術は、コンクリートも可能になってきてますよ。

まずは小屋レベルから浸透しそう

日本の建設業界(住宅業界)は動きが遅いので、まだまだ先の話になるでしょうが、小屋なんて3Dプリンタがピッタリだと思いますよ。

住居よりオフィスに合いそう!無印良品の小屋「MUJI HUT」

2016.01.28

最初は挑戦という名の無茶をしていた!?

3Dプリンタは一見怪しそうに感じますが、日本のプレハブが流行った高度経済成長期とは状況が違い、その頃から比べたら、ノウハウが積み重なっていて、プレハブ初期の頃の様な無茶苦茶感はないですよ。

「箱の産業」を読んだらわかりますが、過去に事例がないだけに、挑戦という無茶をしていますよ(笑)

箱の産業―プレハブ住宅技術者たちの証言

箱の産業―プレハブ住宅技術者たちの証言

  • 作者:松村 秀一,森田 芳朗,江口 亨,権藤 智之,佐藤 考一
  • 出版社:彰国社
  • 発売日: 2013-11

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。