コト目線の併用住宅が求められている?機能もモノからコトへのシフトチェンジして提案しよう!

モノ目線から、コト目線へ変わると、言葉の定義というか意味合いや捉え方も変わってきます。

以前、「日本の住まいは高機能よりも趣味や好みを求めている?」という記事を書きました。日本では家がコンパクトにも関わらず、よほどの狭小でないと、高機能&多機能が備わっていない気がします。通常の暮らしでは、十分であれば、そこまで機能さを求めていないのでしょう。

コト目線の併用住宅が求められている?機能もモノからコトへのシフトチェンジして提案しよう!

日本の住まいは高機能よりも趣味や好みを求めている?

2016年4月21日

機能も、モノからコトへのシフトチェンジ

ただよくよく考えてみると、今までだと、「高機能」や「多機能」と言えば、モノ目線での作り方が多く、昔は住まい手もそれ(モノ)を求めていたのが、今はコト目線へ移り変わっており、「モノの機能さ」ではなく、こんなことが得たいなどの「コトの機能さ」へとシフトしていっているようです。

併用住宅もコト目線に変わってきている?

例えば、シェアハウスやリノベーションを手掛けるリビタでは、こんな記事を書かれていました。「家に○○を掛け合わせる」ということで、併用住宅のことを書いています。

併用住宅とは、人が居住する部分と、居住者が事務所や店舗などとして業務に使用する部分を一つの建物の中に併せ持つ住宅。

 

コト目線の併用住宅が求められている?機能もモノからコトへのシフトチェンジして提案しよう!

併用住宅

併用住宅は注文住宅でも昔からあったが・・・

注文住宅でも、併用住宅は昔から選択肢としてありましたけど、あまり流行ってこなかったんですよね。ブームとして焚きつけようとしているのを何回か遭遇していますが、思ったほど効果がなかったり・・・当時は、今ほど働き方や暮らし方の価値観が自由ではなかったことが原因なのかもしれません。

ただ、今の都会でリノベーションやシェアハウスを求める方って、地方で注文住宅を求める方より「感覚」が敏感な方が多い気がするので、固定概念にとらわれない自分のライフスタイルを確立しようとしている気がします。

リビタの記事内では、併用住宅として、

  • 小ビル×賃貸住宅=稼ぎだす家
  • 戸建住宅×アトリエ=究極の職住近接
  • 戸建住宅×店舗=まちにひらく家
  • 木造アパート×賃貸住宅=もうひとつの収入源

が取り上げられていましたが、「併用」という言葉をモノからコトへ視点を向けると・・・

「家の機能に、働き方やライフスタイルを融合させる。」

ということにも繋がるのではないでしょうか。

つまり、「倒れない」とか「雨漏りしない」とか「戸締まりができる」とか、住むために誰もが必要とする当たり前の家の機能に加え、

  • 稼ぎたい ⇒ 副業? ⇒ 稼ぐための機能がプラス ⇒ SOHO
  • もてなしたい ⇒ 料理? ⇒ キッチンでもてなすための機能がプラス ⇒ キッチン周り
  • つくりたい ⇒ 制作物? ⇒ つくるための機能がプラス ⇒ 作業場のスペース
  • 飾りたい ⇒ 作品? ⇒ 飾るための機能がプラス ⇒ 収納関係

など、働き方やライフスタイルに目を配ると、それらを実現するために、多様な機能が必要ということになるわけです。

まとめると・・・

どんな住まいであろうが、その先の機能を考えていくと、結局のところ、この質問が的を得ているのではないでしょうか?

「家で何をしたいですか?」

ただ、食って寝るだけの家なら、ありふれた家になるでしょうし、わざわざ建てる必要があるのか疑問です。

  • それ以外に何をしたいのか?
  • そして、そのことを実現させるために、つくり手側は何をしてあげられるのか?

機能も、モノからコトへのシフトチェンジしてみると、もっと豊かな提案ができますよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。