一般向けに発信しているのに、マニア向けになってしまう建設・建築関係の情報発信

「誰に、何を、どのように」って、ビジネスにおいて情報発信する上では、基本原則です。ですが、建設・建築関係では、一般向けとうたっておきながら、難しすぎる内容の情報は多いです(笑)

例えば、公益社団法人土木学会が公開しているオンライン土木博物館「ドボ博」。

「いつものまちが博物館になる」をキャッチフレーズに、地球全体を”ドボクの博物館”に見立て、独自の映像作品と土木学会が所蔵するデジタルアーカイブを使うことで、知られざるドボクの世界の魅力を届けよう

という内容なので、プレスリリースでも、

ドボ博は,土木の世界をできるだけ多くの人に紹介し,すべての人が都市や国土に対する思いを育むことができる,ひらかれた場でありたいと考えています。

と書かれていますので、一般の方にも土木を知ってもらおうという考えだと思われます。ですが、サイトの内容を拝見してみると・・・

ティザーサイトとは、発売前の新製品に関する断片的な情報のみを公開し、閲覧者の興味を引くことを意図したプロモーション用Webサイト。[/aside]

これだと以前紹介した「土木展」の方が、一般の方に対してより身近に感じやすいです。

建築や住宅の展示の参考にしたい!21_21 DESIGN SIGHT「土木展」

2016年6月24日

土木の世界は、深みもあって実は身近な存在なわけですから、土木のアイドル(ドボドル)ぐらいの素人存在がいて、少しづつ土木のことを知っていくような、エンタメ性やわかりやすさ、そして、一般の方が土木を知ることで、どんな得があるのか(ベネフィット)を明確にしないと、なかなか身近には感じてくれないでしょうね。

ビジネスにおいて情報発信する時の基本原則「誰に、何を、どのように」

「誰に、何を、どのように」は、ビジネスにおいて情報発信する時の基本中の基本ですが、意外と忘れがちなポイントです。この原則を忘れてしまうと、いくらテクニックを駆使しても、反応が取れない情報になってしまいます。そしてその順番も大事です。

  1. 誰に
  2. 何を
  3. どのように

ステップ1:誰に伝えるのか?

ブログが書けないなど「何を伝えたらいいかわからない」という方は、ターゲットが不明確なのが原因です。

例えば、あなたの目の前に見込み客がいたら、どんな話をしますか?きっと、質問をしたりして、その見込み客に合わせた話をするはずです。情報発信も同じことです。

伝えたい相手(売りたい相手)に合わせて、情報を届けなければいけません。あなたが伝えたい相手(売りたい相手)は誰でしょう?

ご主人?奥様?30代?40代?住んでいる地域は?好みは?・・・その人の興味や関心ごとは何なのか?悩みや心配事は何なのか?ライフスタイルはどのようなものなのか?

相手によって伝えることは違います。まずは、誰に伝えるのかを明確にしましょう。

ステップ2:何を伝えるのか?

伝える内容がなければ、「どう伝えるのか」を考えることは出来ません。

英語が話せる人に、「何か喋って」と言っても、何を話せばいいのかわからなかったり、プランを作れる方に、「プランを描いて」と言っても、どんなプランを描いていいかわからなかったりする方が大半です。

つまり、スキルがあったとしても、「何を伝えるのか?」が明確でなければ、そのスキルは活かせないのです。これは、情報発信でも同じです。

そもそも、伝える相手にどうなってもらいたいのでしょうか?どんな行動を起こしてもらいたいのでしょうか?それらを明確にしましょう。

ステップ3:どう伝えるのか?

ステップ1と2が明確になってから、それらを「どう伝えるのか?」つまり、『どのように魅力的に表現するのか』を考える必要があります。

「誰に」「何を」が明確になってから初めて、伝え方(書き方)のスキルやテクニックが役に立ちます。どんな言葉を使えばいいかとか、どんな表現方法がいいかとか。

 

  1. 誰に
  2. 何を
  3. どのように

この3つが欠けていると、発信しているのに伝わらない・反応が取れない情報になってしまうのです。

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

【12月11日開催】経営のシンプルな法則を知るだけで業績が良くなる!

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。