当たり障りのない情報を届けても信頼度は上がらない。

以前、フリーペーパーのR25の紙媒体休刊の話を取り上げましたが、ついにWEB版も4月28日に終了するようです。人気ペーパーだった昔、なかなか手に入らなかったR25を、初めて手に取った時、ドキドキしてたのが懐かしいです。

良い情報は無料で公開される時代、あなたは何を発信しますか?

2015.07.06

R25

紙媒体を休刊した2015年時の理由としては、

「読者の閲覧スタイルが変わっており、デジタルへの移行が進んでいるため。R25の読者ターゲットは30歳前後。若い人をターゲットにしている以上、デジタルへの移行は避けられない」

とのこと。そして、今回のWEB版の終了の理由は、

「昨今のネット広告市場の変化の中、持続的に収益化できる事業構造をつくることが難しいと判断した」

とのこと。

このニュースを見て、改めて今のR25のサイトを拝見しました。サイト自体悪いわけではないのですが、当たり障りのない一般的さが否めないですよね。昔から続いたバトンをそのまま受け取っているからでしょうか?今や30歳男性サラリーマンというターゲット層だけのくくりでは、多様化する価値観の現代では、パンチ力不足になってしまうようですね。

だからなのか、初めて手にしたペーパー版のR25ほど、ドキドキもワクワクもしないんですよね(笑)個人的には、ネットが身近になったことで情報収集の方法が変わったこともありますが、内容がサラリーマン向けだったりして、自分とはかけ離れたテーマになっていったというのもありますね。

当たり障りのない一般的な内容は、さっさとWEBサイトに公開しよう!

話を住宅業界に向けると、当たり障りのない一般的な情報をまだまだ隠してたりしますよね。

例えば、家を建てるために必要な情報として、

  • ハウスメーカーと工務店とで建てる家の違い
  • モデルハウスや現場の見学方法
  • 資金計画の話
  • 土地探しの話
  • いい家を安く買う方法
  • 悪徳業者の手口

など、検索すれば他でもでてきそうな情報を、わざわざ小冊子やメルマガにして、「登録したら伝えるよ」という風に顧客リストを獲得する方法をとっているところが大体数です。

多分、どこかが制作代行しているネタなんでしょうけど、こんな一般的な情報は、さっさとWEBサイトに公開しましょう。ネタのタイトルで検索してみてください。同じような記事がたくさん引っかかります(笑)当たり障りのない情報を届けたところで、あなたの信頼度は上がりません。

これからは、あなただけのオリジナルな情報と引き換えに、顧客リストを獲得するほうがいいですよ。他にないあなただけの情報だからこそ、その方があなたに対する信頼度は増します。

 

この記事を書いていたら、ふと昔、『「R25」のつくりかた』という本を読んだことを思い出しました。R25のヒットで、多くの人がフリーペーパーを真似し、そして失敗していきましたからね(笑)

「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)

「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)

  • 作者:藤井 大輔
  • 出版社:日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2009-02

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。