時間をお金で買う大事さは学校では教えてくれません。

ちょっと前に、ホリエモンこと堀江貴文さんが、寿司職人の下積み不要論の件で話題になりました。個人的にも同じ考えでしたから、関連した話をブログに書いたことがあります。

下積みや修行よりもセンスを大事にしたい家づくり!なぜ住宅業界はセンスを持った人が出てこないのか?

2015年11月4日

大工をやりたがる人が少ない理由は何?

2016年6月20日

大事なのは顧客目線による得られる対価であって、修行や下積みがどうこうという問題ではないってことです。個人的にも下積みや修行とか、必要か必要じゃない以前に、どうでもいいと思っている派で、顧客目線による得られる対価を優先すべきだと考えています。

やはりこれまでの「職人の人材育成」が時代に合わなくなっているわけですから、新人でもすぐに実践をこなせるようにした方がいいわけです。

最近ようやくこんな事例がでてきました。表具や左官を事業としている会社が自ら、講習や講座を開き、技術を習得させるというものです。

これまでは、雇って教えるというのが普通でしたが、そうではなく、授業料というカタチでお金をいただき、教えるというものです。悩んでとどまったり、周りの動きを頼るより、自分で動いて問題を解決していくことを選択しているわけです。

このケースを真似て他がやろうとしても、自分が苦労して得たものを簡単には教えたくないという気持ちもあったり、自身が教わってきてないから、どう教えていいかわからないケースもあることでしょう。そして何より、多くの人は、お金のブロックでつまづくことでしょう。

培った技術や経験は、講習や講座にしてしっかりとお金をいただけばいいのに、教える側も教わる側もそういう時間をお金で買うことを嫌がる人が多いのも事実です。特に、コツコツ地道にものづくりする考え方だと、時間をお金で買う意識がありません。ただ、時間をお金で買う意識がないと、今の時代の流れの早さに追いつけず、廃れていく一方なんですけどね。

建築設計事務所が行う「いえづくり教習所」

講座を開いているケースは、職人だけではありません。高知県の設計事務所では、自分で家をつくるために必要な建築知識と大工技術を身に付けることができる実践的なスクールを開催しています。

確かな技術を提供してその対価を頂けばいいという参考例ですね。こういう体験を通じた取り組みは、技術が身に付くだけでなく、家を身近に感じられるようになるので、増えていってほしいです。

何にせよ、実践に勝るレベルアップ術はないですからね。

余談

以前、マンガ『エンゼルバンク ドラゴン桜外伝』を取り上げたことがありますが、その中で、人を育てることに関連した、心に突き刺さる言葉いくつもあります。

  • 人は人に教える時、人を育てるときに成長する
  • 社員を化けさせるには、失敗をさせればいい
  • 千回のアドバイスより、一回の失敗
  • 化けられない奴は、失敗を自分の失敗だと受け止められない。失敗を認めず責任逃れをする。
  • いい人ぶって「失敗してもいいよフォローしてあげるから」なんて言われたら、失敗した後本気で焦らない。
  • いい上司っていうのは、緊張感を与えて「これをやれ」とだけ命じられる人。部下の失敗を覚悟してる
  • 部下を一度谷底に突き落とすのが理想の上司
  • 人事部の仕事は失敗してもいい雰囲気を社内に作ること
  • 谷底から這い上がってきたら、崖の上に花畑を用意してあげる

色々な種類の競争があるのに、一種類しかないと思い、自分が何に参加しているかわからないから負ける。

2016年12月25日

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。