住宅業界ではノウハウ型の支援は限界が来ている!?

この4月からいろいろと変えているのですが、その一つに「ノウハウ公開をやめた」ことです。もちろん全く公開しないというわけではありません。過去の記事はそのままにしていますし、今後、一部はnoteで有料配信しています。

では今後、このサイトでは何を配信していくのか?

その前に、ここに至るまでの流れを説明します。

独立当時、見込み客がまったくいませんでした。会社員時代に付き合いのあった工務店に近寄ってみましたが、やはり距離を置かれます(笑)無名でお金もない中、一から見込み客を集めていくには、ノウハウの公開が効果的でした。当時は、工務店を支援するコンサル系の会社は、ホームページはあれど、寂れている感が満載でした。それらとの違いをどう出していくか?それがノウハウの公開でした。

「読者が欲しいと思っているコンテンツは何だろう?」と考え、すぐに役に立つノウハウなどの「短期的な結果」に繋がるものメインに情報発信し、レポートを用意したり、サイトのタイトルも「住宅業界のインターネット成功戦略」なんてネーミングを考え使ってきました。そして、その施策のおかげで、メルマガの会員数は増えていきました。

ですが、ある日気付くと、メルマガ会員の半数近くが、同業者や異業種コンサル、WEB制作会社だったのです。また、無料のコンテンツだから登録しておこうという方もいたと思います。だから、お金を投資してくださる優良な見込客はごくごく限られてたのです。

また、これまでノウハウに関しては、最先端なことよりも普遍的なことをお届けしてきたつもりです。つまり、3年近く同じようなことしか発信していないのです(笑)では、このブログをこっそり読み続けている人の何人が成果につながっていますでしょうか?多分0でしょう。なぜなら、無料で得るものには価値を感じないため、行動に移すまでたどり着かないからです。

さらに、とある工務店をサポートした時のことです。そこの工務店の家づくりはレベルが低く、好きにはなれなかったので、私自身が想う家づくりを提案しました。ですが、受け入れてもらえませんでした。ノウハウを取り入れ一時的には伸びたものの、元々の家づくりのレベルが低かったため、その後案の定、その工務店は潰れました。

これらの経験から、もうノウハウ型の支援は限界が来ていると感じました。

ノウハウ主導で、顧客を教育するという考え方自体が古くなってきています。だからといって、「この商品を売ればいい」「この建材を売ればいい」ということをしたいわけではありません。

「顧客のニーズに応える」ということは、ビジネスにおいては基礎中の基礎です。ですが、顕在的なニーズを満たす商品やサービスというのは、すでに市場にあふれていて、同業者や関連業者などがたくさんいるんですよね。これは「家づくり」でも同じことが言えます。

そういう状況下の中で、顧客のニーズに応えようとするだけでは、選ばれなくなってきています。実際、家づくりでもニーズに応えただけでは、選ばれませんよね?

これからは「何を誰と建てるか?」つまり、あなたの家づくりに対する世界観でお客さんを魅了する必要があるのです。あなたの世界観が魅力的だと、ライバルと比べて、価格が高くても、設計力で負けていても、技術力で負けていても、あなたの世界観に惹かれ、集まる人は必ずいます。

もちろん、家づくりの技術などは、これからも変わらず大事ですから、磨き続ける必要はあります。そして、集客ノウハウやマーケティングも最低限のスキルは必要です。世界観ができていると、集客ノウハウやマーケティングも最低限のスキルで十分なんですよ。

これからの家づくりの「差別化」は、あなたの世界観こそがその原動力になっていきます。なので、今後このブログやSNS、メルマガでは、私自身の家づくりに対する世界観を発信していこうと考えています。共感できる方はぜひフォローをください。

あなたにしかできない世界観のある家づくりを始めましょう!

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。