脱LDKが価値にならない原因

間取りを考える時に「LDKにとらわれない開放的な間取りしよう」という、脱LDKの話を先日書きました。

脱LDKが価値にならない原因

脱LDKとは?

2017年5月21日

振り返ってみても、個室+LDKの間取り住宅の様に、誰でも建てられるごく普通の家で、結果を出せる人というのは、結局のところ、セールス力がある人や会社です。

それで、「そんな家づくりはおかしい」とか、「差別化しよう」ということで、オープンな空間による『脱LDK』を取り入れ、さらに、こんなことを掲げる会社は増えてきました。

(例えばの文言です。)

間取りを考える時、個室+LDKという間取りの考え方は、戦後のハウスメーカーや高度成長期の公団住宅が合理的に家を建てるために考えた間取りの考え方です。

家族構成にあてはめて、「寝室」「ダイニング」「リビング」「子供部屋」など、機能に合わせて部屋割りすると、すごく合理的です。ですが、実際そんな家に住んでみると、部屋はいくつあっても物があふれたり、子供が個室に閉じこもったりして、家族の団らんは失われます。

そんな型にはまった家づくりでいいのでしょうか?それぞれの家族に合うライフスタイルがあります。オープンな空間をつくって、家族の成長に合わせた変化に対応できるよう、自分らしい暮らしを実現しましょう。

ですが、こういうことは何とでも言えますし、オープンな間取りも誰でもつくれます。

『脱LDK』って設計手法の様に聞こえますが、本質的なところは違うんですよね。10年前ならまだしも、今は、単なるオープンな間取りにするだけでは、 もうほとんど意味を成しません。決して、脱LDKにしたらから家が売れるというわけではないのです。

なぜなら、住み手がついてこれていないからです。

リビ充も、脱LDK?

そういえば以前、リクルートが「2017年のトレンド予測」の住まいのトレンドキーワードとして、「リビ充家族」をキーワードに挙げていました。

「リビ充家族」とは、リビングを最大に広げて多用途に使い、空間は共有しながらも各々が充実した時間を過ごすことなので、『脱LDK』と同じ方向性でもあります。空間の共有化、空間の多機能化ってことですね。

脱LDKが価値にならない原因

2017年の家づくりは、リビ充=多機能化!?

2017年1月4日

多分、土地買って自由な設計で家を建てる戸建て派より、利便性を優先するマンション派の方が、広さを妥協する分、限られた空間を有効的に使おうという意識は高いのかもしれません。実際、リノベーションが流行った背景には、限られた空間をどう使いこなすかを一緒に考えたことも影響していると感じています。逆に、不動産会社が勝手にリノベーションしたものは、イマイチなのでは?

注文住宅の場合、狭小住宅でない限り、狭いと感じたら広げるという選択肢がある分、今ある空間を最大限に使おうという意識が低いんですよね。

この辺が、注文住宅で単なるオープンな間取りにしたところでは意味がない要因になってるんですよね。つまり、脱LDKを、価値へと変えさせるポイントでもあるのです。

脱LDKは、その意識の必要性から、全員に受け止められるものでもありません。つくり手側も、住み手側も、考えない人には無理ということです。だけど、考えることで差が生まれ、価値になるわけですからね。考える家づくりは大事ですよ。

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主に(目安:注文住宅5~10棟+リフォーム&リノベーションの安定的な受注を目指す、売上3億未満の工務店経営者向け)に対して、集客はもちろんのこと、商品販売/商品企画/プロモーション/情報発信などのサポートをし、自社や商品・サービスの価値を最大限引き出し、高収益化&高成約率できる販売の仕組みづくりを支援しています。ゴールは、収入と時間の両方を手に入れ、本業に集中できたり、豊かなライフスタイルを実現してもらうことです。「建築家との家づくり」「ハウスメーカー創業者による新事業」などの事業に携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。2013年6月より、住宅業界専門のマーケティング会社として独立。2014年10月~2015年3月まで業界新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。工務店や建材メーカーの支援以外に、小規模事業者の経営者向けに経営・ブランディング・集客などを支援。2017年に東京から南房総に完全移住。